初夏の雑草(野草)の花があちこちで咲いています。
ウチの近所で気付いたものを載せてみることにします。
オカトラノオ。
林の縁に群生していました。場所的に近寄れない場所にあるので遠くからスマホで撮影したら、ピントが合いませんでした……。
サクラソウ科オカトラノオ属。
梅雨の時期、白い花は涼しげです。
タケニグサ。
成長すると1~2mにもなる大きな草です。画像はオカトラノオと同じ林の縁に咲いていたものですが、道ばたなどでも普通にみかけます。
背も高いし、葉っぱもうちわぐらいの大きさ。
葉や茎を折ると、鮮やかなみかん色の汁が出てきます。子どものころそれを初めて見たときのことを、今でも覚えています(覚えているような気がします)。印象が強かったので、家に帰ったらすぐ図鑑で調べ、タケニグサという名前を覚えたのでした。
日本では雑草扱いですが、欧米では園芸植物として愛好されているとか。
ケシ科タケニグサ属。
ビロードモウズイカ。
道路脇に変わった雑草が生えているのが、以前から気になっていました。
(歩道に雑草をこんなに生えたままにしておいていいのかどうかはともかく)
ビロードのように白い毛で覆われた葉もそうですが、花穂がまた変わっています。
名前は、ビロードモウズイカ。変わった名前です。ビロードはともかく、後半部分はどこで区切ったらいいのかわかりません。ビロード・モウズ・イカ? ビロード・モウ・ズイカ?
漢字で書くと、「天鵞絨毛蕊花」。つまり、ビロードの毛のずいの花、ということなんですね。
私は初めて見ましたが、北海道に多いとか。北海道でもなんでもない場所なのに、どうして突然ここに生えているのか?
ワルナスビ。
ウチの近所の街路樹の根元に以前からワルナスビが生えているんですよ。悪いなすび。ひどい名前ですが、実際、雑草としてもかなりやっかい。長いトゲが全体に生えていて、地下茎で増え、なかなか根絶しにくいとか。花は野菜のナスにそっくりです。
写真を撮ろうと思っていたら、きれいになくなってしまっていました……。
その後、出掛けた先でたまたまみかけたので慌てて撮影。
ピントが合っていませんでした……。
ナスっぽい花なのはわかると思いますが、この画像ではトゲトゲはわかりにくいかもしれませんね。
ヤブカンゾウ。
これはウチの横で毎年咲きます。
いかにも「ユリ科」という花。オニユリやスカシユリにも似ているけれど、草姿が違ったり花びらの斑点がなかったり。キツネノカミソリにも似ているけれど、キツネノカミソリはヒガンバナ科で花びらがもっと細く一重。ワスレグサ属Hemerocallisというのを初めて知ったけれど、カタカナで「ヘメロカリス」と、そういえばそんな名前の園芸品種があったなと気付いたり。