NIMBYという言葉を知っていますか。
"Not In My Backyard" の略です。
「ウチの裏庭でなければ。」「ウチの裏庭は嫌だけど。」という感じでしょうか。
「NIMBY(ニンビー)とは、英語: “Not In My Back Yard”(我が家の裏には御免)の略語で、「施設の必要性は認めるが、自らの居住地域には建てないでくれ」と主張する住民たちや、その態度を指す言葉である。」(NIMBY - Wikipediaより)
このような態度が出てくるのは、「社会的に必要とされるが、近隣住民にとって負担となるかもしれない施設」に対してです。
自分に関係のない場面では必要性を認めるのに、いざ自分が関わるとなると嫌がるという、ダブルスタンダード。
でもこの間、そんなダブルスタンダードが、自分自身の中にもあるということを認識してしまいました。
NIMBYが問題になるのは、「施設類」だけじゃない。
それは、自治会役員をやってくれないかという話がきたからです。
自治会活動は、今後ますます重要になってくると考えています。
防災のために。地域の生活環境維持のために。高齢者・児童福祉のために。
では、「じゃあその役員をやってくれない?」といわれたら、どう感じるか。
おそらく多くの人が、「いやそれはちょっと……」と思いますよね?
でもそれってNIMBYと同じじゃないかと思ったんですよ。
「ウチの裏庭は嫌だけど。」ではなく、「自分がやるのは嫌だけど。」ということですから。
外から意見や文句を言いながら、でも自分が直接関わることはしない。
そういう人間には、やはりなりたくない。
というわけで、自治会の役員を引き受けてしまいました……。
(そもそも、断り切れる理由がありませんし)
やりすぎないように、ゆるゆるとやっていければと思います……。