フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

子どもの就活。子どもの選択を尊重するけれど、感想や意見は言うし、提案もする。

 

前回の続きです。

 

nshufu.hatenablog.com

 

「親である自分が納得する会社でなければ、子どもの就職先として認めない」という「親ブロック」が今でもあるという記事についてです。

私は、子どもが自分の人生を選び取って主体的に生きるために、子ども自身の選択を尊重したいと考えています。

 

なので、子どもが決めたことを「認める」(=OKを出す)とか「許可する」というスタンスは、ありえません。

 

子どもを放任? 子どもに丸投げ?

 

では、何でも子どもにまかせっきりで放任すればいいかというと、そうとも思いません。

 

私自身の意見や感想、提案、情報などは伝えます。

 

理由はいくつかあります。

大きくは2つかな。

  • 知らないものの中から選ぶことはできないから。
  • 気にかけているというサイン。

 

存在すら知らないものは調べられない。知らないものの中からは選べない。

 

これだけ情報が氾濫し、何でも調べられるように思える時代でも、ネットで検索できないことがあります。

それは、存在すら知らないもののこと。

 

たとえば。

 

このブログでときどき読まれている記事に、「スポラディックE層」について書いたものがあります。しかしこんな言葉は、それを知っている人でなければ調べようと思わないはず。存在を知らなければ調べることはできない。調べようという動機さえ生まれない。

 

職業だって同じです。幼児に将来何になりたいかと尋ねると、男子ならスポーツ選手とか、女子ならケーキ屋さんとか保育園・幼稚園の先生といったところでしょうか?

決まり切った仕事が上位に並ぶのが常ですが、それはそういう仕事しか知らないから。

子どもに何を食べたいか尋ねると、子どもが知っている料理しか出てきません。あたりまえのことです。 

nshufu.hatenablog.com

 

 

ですから、就活についても、子どもが知らないことがあれば、教えてやりたい。

そう思うのです。

 

気にかけているというサイン。

 

それと、これはオマケですが、親である私が「一応気にかけているよ」というサインとしてです。そういう意味も含めて、「働くこと」に関する情報で面白いと思ったものについては、子どもに伝えるようにしています。

 

でも注意しなければ。

 

しかしこの2つのどちらも、少し気をつけなければいけないなと、前回のブログ記事で引用したBusiness Insider Japanの記事を読んで思いました。

 

"親は悪気なく言ってくる。10年前、大学3年生の時、母は言った。

「仕事にやりがいなんて求めたらダメよ、辛いことを頑張って家族のために給料をもらう。それが仕事」

違和感を感じながらも、自分は甘いのかなと思ったことを覚えている。"

 

そしてこの著者は、「親も喜ぶだろうから」と配慮して就職先を選んでしまい、そのことがその後もずっと重くのしかかった、というのです。

 

意見を言うにしても感想を言うにしても、「でも最後は自分の選択だから。自分で納得するように選びなさい」と決まり文句のように付け足した方がいいのかもしれません。

でもそうすると、好きなだけ意見は言うくせに最後の責任は自分で負えっていう、投げやりな言い方になっちゃうのかな?

……言い方が難しい……。