大学に入学したばかりの頃は、一番危ない時期です。
大学入学だけでなく、親元を離れて一人暮らしを始めたのなら、なおさらのこと。
慣れない土地で、
人間関係も全く変わり、
生活の全てを自分でやることになり、
しかも、扱うお金の額が一気に増える。
危ない要素、狙われる要素ばかりです。
なので、またこの本を買いました。
『大学生が狙われる50の危険』。
『最新情報板 大学生が狙われる50の危険』(株)三菱総合研究所、全国大学生活協同組合連合会、全国大学生協共済生活協同組合連合会、青春出版社、本体1000円
買ったのは3回目です。
ときどき改訂されているようで、現在の版は2017年改訂版。
なぜ3回も買ったのか?
1冊目は長男、2冊目は長女に渡したからです。
今回買ったのは、今春進学予定の末っ子のため。
内容はこんな感じです。
不要な部分、物足りない部分など、考え方は人それぞれかもしれません。
マンガ部分が、もう少しわかりやすいとよかったかも。
大学生協が扱う共済の宣伝っぽい部分も少々。
が、こういった本を1回読んでおくかどうかで、危険な目に遭うかどうかの可能性に多少でも違いが出てくるはず。
一通り読んで「全部知ってた!」なら、それでもいいんです。
もちろん、「これは知らなかった」ということが一つでもあれば、得るものがあったということ。もちろん親が知っていても、子どもが知っているとは限りませんしね。
そう思えば、新書1冊など安いものです。
ただ、気をつけなければいけないのは、犯罪やトラブルの可能性はキリがないということ。本書に挙げられているのは「今まで」「割合よくあったこと」。現在まだよく知られていないこと、そしてこれから新しく出てくる詐欺や犯罪、トラブルの形態にどんなものがあるかはわかりません。
そのような未知のトラブルをどうやって避けるか、どうやって被害を最小限に抑えるか。そんなことまで考えるきっかけにもしてほしいものです。
この春にお子さんが大学に進学する保護者の方に、おすすめします。