長男が来年就職するので、そんな年代の子どもに言っておきたいことを、記事を書きながら自分の中で整理しているシリーズです。
先日、こんな記事を読みました。
まずとにかく文章が面白いんですが、それは別として。
自己流でやってダメなら、納得できなくたって、専門家の言うことに素直に従ってやってみな!
という内容です。
そういうことって、結構あるんじゃないかと思うんですよね。
自分1人で出来ることなんて限界がある。
自分で納得いくまで考えて、自分の思う通りにやりたい。
そういう考え方はわかるし、私自身がまさにそういうタイプなんですが、自分1人で考えてできることなんて限界があります。
あたりまえです。
シロウトの自分が調べて調べて考えて考えてようやく納得して、時間をかけてこれが自分の100%ベスト!と思える結論にたどり着いたとしても、それは、客観的にみたら30%かもしれない。
それなら、自分があまり納得できないとしても、専門家の言うことに従えば80%の結果は得られるかもしれない。
青い鳥を追い続けていたら、結局何も手に入らないんじゃないの?
ということです。
もちろん、どちらでも失敗する可能性は当然あります。
なので注意は必要ですが、少なくとも専門家やプロの話を聞く、参考にする、取り入れる、従ってみるという選択肢は最初から排除すべきではない。
自分の選択にこだわりつづけるだけでなく、他人の助言に従ってみる方法も頭の隅に置いておく必要はあると思います。
私自身も、オススメをむげに断り続けるんじゃなく、たまには乗ってみるかとやってみたら意外にいい結果につながったという経験はあります。たまたまかもしれませんが。
「置かれた場所で咲きなさい」
という本が、しばらく前にベストセラーになりました。
もちろん、例えば「職場がブラック企業であっても我慢して頑張り続けろ」というわけではありません。
自分にとって理想的な「最善の選択」を探し続けるのは、ある意味不毛とも言えるのではないか。今いる環境を最善のものにしていく方が、現実的に得られるものは多いのではないか。そう思うのです。
冒頭で引用したブログは結婚相談所の仲人さんのものですが、結婚について言えば、どれだけ理想の相手を探したとしても、そして仮に奇跡的に見つかった(と思えた)としても、その状況は例えば翌日には変わってしまうかもしれない。長い人生、何があるかわかりませんから。
そんなことを思ったりします。