今日はこんな記事を拝見しました。
「自己とは何か?
自己が為すべきとは何か?
アイデンティティとは何か?」
大学入学後に陥りやすい、答えのない疑問、悩み。
そして、それに対する一つの答え、とっかかりとして、
- 自己をわかるためには、結局、「孤独」にならないことだ
- 自己をわかるためには、自己と比較可能な「異質な他者との出会い」が必要だ
- 自己をわかるためには、結局、「やること」が必要だ
ということが挙げられています。
唯一の「自分」というものは存在するのか。
誰しも、
「自分」って一体何だろうか、
と考えたり、
「これは "本当の自分" じゃない」
と思うできごとに遭遇したりすることはありますよね。
でも、そもそも「唯一の自分」というものが存在するのでしょうか。
私は、そういう「絶対的な自分」が存在するとは思いません。
「自分」というのは、自分の外側、つまり他人や環境との関係の中で生まれるものだと思っています。
自分自身が「本当の自分」だと思うものがあるとしても、それは「自分から見た自分」という、「自分」の1つの側面だけ。
接する他人の数だけ、所属する組織の数だけ、演じる役割の数だけ、「別の自分」があるのではないかと思うのです。
そのようなさまざまな「自分」は、もしかしたら対人関係の中での人格を意味するペルソナのことかもしれないし、(本は読んでいませんが)作家の平野啓一郎氏が書いた「分人」というものかもしれません。