ゆでたまごの殻がキレイに剥けないと、本当にイライラします。
時間がかかるし、白身が殻についてしまって食べられる分が減ってしまい、もったいない。
いままでどれほど、ゆで卵の殻むきに悩んできたか。
それを回避する方法が昔からいろいろ言われてきました。
水で冷やしてから,鍋の中で振って殻にヒビを入れるとか。
しかし最近は、「ゆでる前に卵の殻に小さな穴を開けておく」方法で決着がついてきたようです。
ゆで卵の殻が剥けない原因。
そもそも,ゆでたまごの殻が剥けないのはなぜか。
それは、卵に含まれる炭酸ガスが茹でている間に膨張し、それによって卵の白身が殻に押しつけられて、殻(薄皮)にくっついてしまうから。
「古い卵の方が殻を剥きやすい」というのは、古い卵の方が炭酸ガスが抜けているからです。
キレイに剥く方法。
そこで最近は、ゆでる前に卵の殻に小さな穴を開けるための器具が販売されています。
くぼみに卵を載せてぎゅっと押しつけると、くぼみの中央から針が出て殻に刺さり、小さな穴が開くという仕組みです。
(百均でも類似の商品が売られています)
そうやって穴をあけておけば、卵を茹でているとき炭酸ガスが膨張することによる圧力がその穴から逃げ、白身が薄皮に押しつけられなくなり、剥きやすくなるという原理です。
専用器具を使わない、私のやり方。
でも、私はそういう「用途が限られた道具」をいちいち揃えるのが嫌いなんです。ミニマリストというわけではありませんが、そういうものを1つ1つ買っていると、「出番の少ない単機能の道具」が身の回りにあふれてしまいそうで。
そこで考えました。
とにかく、中の圧力が抜ければいいんでしょう?
圧力が抜けさえすれば、別に小さな穴じゃなくてもいいんでしょう?
……それなら、別にヒビでもいいじゃん。
というわけで、私は最近、ゆでたまごを作るときには、卵の丸い方(気室のある方)をスプーンの背(丸い方)でコンッと一撃! 叩いてヒビを入れています。
この程度です。
1回で決まらなければ、コン!コン!と何回かやっても、意外に割れないものです。
殻が少しへこむぐらいまでヒビを入れても大丈夫そう。
こうしてから茹でると、キレイに剥けます。
つるつる!
これは賞味期限の4日前の卵でしたが、「古いからキレイに剥けた」わけではなく、ヒビの効果に違いないと思っています。
これでゆでたまごで悩むことがなくなりそう。
ここのところ週末のたびにラーメンを作って食べていますが、今回もラーメンに載せて食べました。(ゆでたまごを作る頻度が高かったのはそのせい)
ここのところ、週末の昼はラーメンばっかり。 pic.twitter.com/6aN9HDaBu8
— イヨ (@iyoiyo2013) 2018年11月24日
(2018.12.19追記)
もうちょっとしっかりヒビを入れてみました。
卵の丸い方をスプーンの背でコンと叩いてから、さらにほんの少しだけ殻をほじったりして。
それで茹でたらこうなりました。
割ったところに圧力が逃げて、飛び出した感じ。
殻は、やはりするっと剥けました。この方法で間違いなさそう。