先日、箸の記事を書いていて思い出しました。
ラーメン屋の箸に使いにくいものが多いのはどうしてなんだろう?
そう思いませんか? ウチの近所だけかな?
どこどこ産のなになにとなになにから丁寧にとったスープ、厳選したどこどこ産の小麦粉を使った自家製麺、チャーシューはブランド豚の……
というようなウンチクだらけのラーメン屋が数多くありますが、スープや麺やチャーシューがどれだけおいしいとしても、箸がダメなら、私としては、もうそれだけで味が何割引きかになってしまいます。
店主さんたちはどうしてそう思わないんだろう?
こんなことを思うのは私だけなのかなあ?
ダメな箸その1:先が太い。
まるで中華料理屋で出てくるような、先が太い箸。麺がつかみにくくてしょうがない。指先に妙に力をかけなければなりません。麺をつかむことに変な神経を使ってしまい、食べることに集中できず、ラーメンの味どころではなくなります。
ダメな箸その2:細い。
全体が細すぎる箸。これもその1と同じく、麺がつかみにくい。
箸を持つところから先端までちょうどいいテーパーがないと、箸って本当に使いにくいんです。
細すぎて麺がつかみにくい箸も、その1と同じく変な神経を使ってしまい、味がわからなくなります。
「おしゃれな箸」ということなのでしょうが、本来の機能である食べ物をつかむということに問題があるなら、全く意味がありません。
ダメな箸その3:先端に変なミゾが切ってある。
麺がすべらないよう、先端に菜ばしのような(あるいはらせん状の)ミゾが切ってある箸があります。個人的都合ですが、私はあれが大の苦手。
なぜかというと、どういうわけか麺を食べるときに歯でガリッとやってしまうんです。
麺を口に入れて箸を出すときにガリッ。一口ごとにガリッ、ガリッ。
まるで楽器の「ギロ」みたいな音が出てしまいます。
妻はそうならないらしいので、私の食べ方が悪いせいなのでしょう。
それにしても、食べやすい箸でラーメンを食べたい。
妻がラーメン好きなので月に1、2回は市内のラーメン屋を回っていますが、今どきのラーメン屋はどこも、箸という点ではたいていハズレです。
昔はどうだったのかなあ。
単純に、割り箸で食べたい。