5年前から遠近両用めがねを使っている私です。
最近,免許の書き換えもあって眼鏡を作り変えたんですが,ちょっと不都合が出てきました。
車の運転など遠くをみるときや日常生活では特に問題ないんですが,近くをみるときどうも見にくいんですよ。
今回めがねを作り変えたときに,遠い方の度を少し上げたら,近くがよけい見にくくなったような気がしてきました。
遠近両用レンズとは。
遠くを見るための「度が強い部分」から,近くを見るための「度が弱い部分」まで,曲面が連続的に変化するように作られているレンズ。
眼鏡をかけたとき,レンズの上側が「遠くを見る用」,下側が「近くを見る用」の度数になっています。
遠くを見るときは普通,正面を向いているはずなので,レンズの上側を使いやすい。
ただ,近くを見るときには,「下目づかい」(上目遣いの反対)をして,レンズの下側を使った方がよく見えることになります。
見るものの距離と,上目遣い,下目遣い。
この「上目遣い」「下目づかい」でレンズのどこを使って何を見るかで,不都合が生じることが。
遠近両用めがねを使うようになり,最初は「初めて眼鏡をかけたとき」のような,足元の距離感があやしいふわふわ感を感じたものですが,それは数時間で慣れてしまいました。
その次に違和感を感じたのが,私の場合,本屋でした。
売り場を歩き回っているとき,平台にある本の字が見にくいんです。
平台の本は,下目遣いで見ることになります。ところが,立った姿勢ですから距離がある。なのでピントがあわない。
今いちばん問題を感じているのは,デスクワークです。
パソコンに向かっているとき,ディスプレイは顔の正面にあります。また,書見台のようなものをディスプレイの横に置き,紙の資料を立てていますが,それを見るのも正面方向。しかも,このとき距離は約60cmぐらいで,中途半端です。「遠用」部分のレンズも「近用」部分のレンズも微妙に距離感が違う気がします。
眼鏡のフレームとの相性。
それと,遠近両用めがねでやはり重要なのはフレームのデザイン。レンズの上下幅が小さいと,それぞれの距離にあうレンズの部分が小さくなってしまいます。
私の現在の眼鏡は上下が狭いので,手元にピントがあう部分がレンズ下端ぎりぎりになってしまいました。
この眼鏡を作るとき店でそういう注意も受けたんですが,実際に作ってみるとやはりギリギリで不便な感じ。
中近用,近近用レンズ。
なので,中近用レンズか近近用レンズの眼鏡を,大きなフレームでもう1つ作ろうかと考えているところです。
- 中近用レンズ:中間の距離と手元がよく見えるレンズ。遠くにはピントは合わない。
- 近近用レンズ:手元にピントが合うレンズ。
遠近両用は,基本的にそれ1つで車の運転から日常生活まで全部済ますことができる眼鏡。
しかし,中近用や近近用眼鏡は,室内やデスクワークのときだけ掛け替えて使う眼鏡です。特に,近近用めがねは掛けたまま歩かないようにと言われました。
パソコンに向かう時間が長い私なので,検討中です。
認定眼鏡士。
という資格があるそうです。
販売店を検討するときに参考になるかも。
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ハズキルーペみたいなもので対応できればいいんでしょうけど。
知人が使っているので借りて試しに掛けてみたんですが,私の使用状況ではもう一息!イマイチ合わない感じでした。