通学用自転車が壊れたシリーズ。
以前、前カゴをフレームに固定するブラケットが折れたので交換しました。
今回は、2台ある自転車のうちもう1台の自転車のブラケットが、前回と同じように折れました。毎日5kg以上のバッグを入れて走ってますからねえ。1日2回、計1時間以上、振動ですごい力がかかるのでしょう。
※自転車が2台あるので、故障の程度や古い・新しい、カゴの状態などを考え、末っ子の通学にはあっちを使ったりこっちを使ったりしていました。
カゴの底も、しばらく前から抜けていました。
前輪スポークと重なっていて見にくい画像ですが、メッシュが破れています。
このままではカバンをひっかけて破いてしまう。
なので、前カゴと前カゴ取り付けブラケットを両方交換することにしました。
前回の経験があるので、今回は簡単にできるはず。
調達した部品。
前回と同じブラケットを入手。
最寄りのホームセンターには置いてなかったので、すこし遠いホームセンターで調達。税込645円。
ネット通販だと確実に手に入りますが、送料がかかっちゃいますね。
前カゴも、大型のものを入手。大きいカゴでないとバッグが入らないんです。バッグを押し込んだりしていると、今度はバッグが破れて余計にお金がかかりそう。
近所のホームセンターで2780円でした。ワイヤーが多くて強度が高そう。
ステー取り付け用の金具とネジも付属しています。
ハンドルステムを固定しているボルトを緩める。
前カゴ取り付け用ブラケットにはハンドルが通っているので、ハンドルをフレームから引き抜かなければなりません。
そこで、まずハンドルステムをフレームに固定しているボルトを緩めます。
今回は、プラスチックカバーがないので真っ赤に錆びています。
六角レンチを差し込んで回してみます。
案の定、固くて回りません。しかしこれぐらいは想定内。
前回同様、ボルトの軸方向に木づちでコン!と衝撃を加えてみました。
ところが、今回はそれでも回らない。
なので、あまりいい方法ではありませんが、六角レンチ自体を大きなウォーターポンププライヤーで掴み、回転半径を伸ばして力をかけてみました。
テコの原理というか、力のモーメントというか、トルクというか(物理は苦手)。
長年いろいろやっていくうちに、工具が溜まってくるものです……。
これでようやく回りました。
ハンドルステムが抜けず、ボルトだけ抜けてしまったら。
ボルトをゆるめていくと、これまた前回同様、お約束のように、ボルトが抜けるまで緩めてもハンドルステムはゆるみません。
このボルト、画像のように引き抜く必要はありません。ボルトを緩めただけでハンドルステムが抜ける構造になっています。
ボルトが抜けるほど緩めてもハンドルステムが抜けないのは、ボルトの先にはまっていた「ウス」と呼ばれる部品が、フレームの中でハンドルステムやフレームに固着してしまっているから。
なので、抜けてしまったボルトをもう1回ハンドルステムに差し込み、木づちでコン!
すると、ボルトの頭がストンと落ち込みます。
これは、フレームの中でボルト先端が当たっていたウスが、木づちの衝撃でフレームから剥がれ、下に落っこちたから。
そうすれば、ハンドルステムが抜けます。
ぐりぐりと、こじって抜きます。
ウスを回収。
ハンドルステムを抜いた後のフレームの中に、落ちたウスが残っています。なので、フレームにさっきのボルトを差し込み、ウスのネジにうまくはめて釣り上げます。
ピントが合っていない画像ですが、こんな感じでボルト先端にウスがはまれば、うまく釣り上げられます。
こちらの自転車の方が前回よりも新しいので、真っ赤に錆びていたのは画像に写っていた片側だけ。反対側はまだ黒いままでした。
ブラケットを交換。
フレームについている大きなナットを緩めて、ブラケットの残骸を外します。
ただし、このナットが大きい。手持ちの中に、このサイズにあうスパナはありません。
なので、いい方法ではありませんが、先ほどのウォーターポンププライヤーをここでも使用。
ナットを外し、ブラケットの残骸を外し、新しいブラケットをはめて、ナットを戻しました。
ハンドルステムを戻す。
外したハンドルステムをフレームに差し込みます。
その前に、引き抜いたボルトをハンドルステムに通し、先端にウスをはめておきます。
そのとき、
こうではなく、
こういう向きになるようにしておきます。(たぶん)
このようにボルトとウスを取り付けたハンドルステムをフレームに差し込み、ボルトを六角レンチで元通り締め付ければ、前カゴ取り付け用ブラケット交換は完了。
こうなりました。
新品の前カゴを取り付けて作業終了。
そして前カゴを取り付ければ交換完了です。
取り外したカゴ。
サビサビのボロボロ、変形しています。
お勤めご苦労様でした。