フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

電卓が壊れたのでダメ元で分解してみたら、直りました(1回目:配線切れ、2回目:電池交換)。

 

電卓。

今どき、スマホでも電卓機能はあるし、Googleの検索窓に数式を入れれば計算してくれますが、やはり電卓そのものが手元にないと不便なことがあります。

 

私が今使っているのは、妻の勤務先で以前使われていたもの。

「壊れて使えなくなった」というので、もらってきたんです。

 

AURORA(オーロラジャパン) DT226TXという機種。

AURORA(オーロラジャパン) DT226TX。

 

1回目:配線切れ。

 

最初は私も、電卓を直せるなんて思っていませんでした。

壊れた電卓なら子どものおもちゃにいいなと、分解させてみただけです。

(上の画像で、キー回りの銀色の薄い金属板が曲がり波状にうねって見えるのは、接着されていたこの板を剥がしたとき曲がってしまったからです)

 

ところが、分解の過程で裏蓋を外してみたら、太陽電池につながる配線のハンダ付け部分がはずれていることを発見。

そこをハンダ付けし直したら、元通り使えるようになってしまいました。

 

何事も、やってみるものです。

 

2回目:電池切れ。

 

そうやって修理してから何年も経ちました。

最近、暗いところでは使えないようになり、そのうちついに数字が全く表示されなくなってしまいました。

 

いよいよ寿命か? と思いましたが、どうせ捨てるならと、ダメ元でまたまた分解してみることに。

 

裏側のビスを外し、側面のプラスチックの合わせ目をドライバーでこじって、裏蓋を外しました。基板や配線の様子を見てみましたが、今回は特に異状はなさそうです。

裏蓋をはずしたところ。

 

ちなみに前回修理した時には、確かココ(上の画像の左上)が外れていたのでハンダ付けし直したのでした。

太陽電池パネルにつながるリード線。

 

「今回は配線もはずれていないようだし、さすがにダメかな?」

と思いましたが、そのとき気付いたのが、表面のロゴ。

 

DualPowerと書いてある。

 

「DualPower」

 

つまり「2電源」。

そうなんです、太陽電池だけで動くわけではなかったんです。

改めて基板を見直してみると、ありました。ボタン電池が。

基盤にボタン電池がついていました。

最初はぜんぜん気付きませんでした。目が節穴。

 

見ると、かなり液漏れしています。

このボタン電池をはずし、液漏れで汚れた基板をティッシュで拭き取り掃除して、百均で買ってきた新しい電池を入れました。LR1130です。

ボタン電池LR1130。

 

電極がちょっと腐蝕していましたが、それでもちゃんと復活!

表示もはっきり復活!

 

こんなボロボロの電卓をまた延命させてしまいました。

(外見がボロボロになったのは、最初にむりやり分解したせいだけど)

 

かかった費用も、電池代の108円だけ。 

 

どんな物もなかなかお役御免にさせてもらえない、完全に再起不能になるまでこき使われるわが家です。

 

nshufu.hatenablog.com

 

 

太陽電池がついていても、見かけ倒しかも。

 

考えてみると、「だんだん表示が薄くなって使えなくなる」という症状は典型的な電池切れの症状だし、太陽電池が付いていても実は見かけ倒し・おまけ程度で、実際は内蔵電池で動いているっていう場合はけっこうありそうです。

 

というのは、子どもが何かの賞品でもらった置き時計で以前同じようなことがあったから。太陽電池がついているけれど見かけだけ。それだけで動いているわけではない製品だったんです。

ネットで調べた結果、その時計も内蔵電池がなくなって使えなくなったことがわかったんですが、内蔵電池は交換できない構造。そこで、内部にむりやり電池ボックスを取り付け、単3電池で動くように改造してしまいました。

 

改めて、今回の教訓です。

太陽電池がついている小型電化製品でも、実際は内蔵電池で動いているかもしれません。