フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

お盆や正月は、家族について考えさせられるとき。「一人前」とか、「大人になること」とか。

 

先日、こんな記事を読みました。

blog.tinect.jp

 

どこの家・家族でも、たとえば「お正月はこうやって過ごす」、「お盆はこうやって過ごす」といった「決まりごと」が昔から出来ていたり、あるいは長い年月のうちに作られていくものだと思います。

そして、誰しもそれぞれの家の「伝統」の中で育ち、大人になっていく。

 

では、そうやって育って大人になり、結婚したらどうなるか?

 

うっかりすると、結婚して例えば子どもが出来たあとも、自分が子どもの頃から大人になるまで育った「伝統」のまま、ずるずると年中行事を過ごしてしまいそう。(そうなると当然、結婚相手の側の「伝統」はどうなるの?という問題も出てきます)

 

上記の記事は、おとうさんからそういう「伝統」をやめようと言われたお話です。そうか、自分で自分の家の伝統をこれから作っていく立場になったのか、と。

 

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私もかつて同じような経験をしました。

 

といっても、年末年始に特に決まった「行事」(上記の記事に出てくる「握手」のような)があったわけではありません。

 

就職して実家を出てからは、年末に帰省し年明けに自分の住むアパートに戻るということを繰り返していた私。

 

それが、結婚後はどうなったかというと、結婚した年の年末だったか翌年の年末だったか、とにかく結婚後すぐに、実家から連絡があったんです。

「年末年始は自分の家で過ごしなさい」と。

 

こういう所、私の親はよく考えているなと感心したものです。

自分の家庭を持ったんだから、自分の家庭の過ごし方をしなさい、作っていきなさい、というわけです。

 

そうでもなければ、いつまで経っても、私自身の「ウチの習慣」が出来なかったかもしれません。

 

大げさなことを言うと、こういうことも、「大人になる」ことの一種ではないかと思います。

 

私は、例えば「結婚して一人前」とか「子どもを持って一人前」のようには思いません。同じようなことは他にもいくらでも言えてしまうからです(例えば「介護を経験して一人前」とか「大病をして一人前」とか、どんなことについても言えてしまいそう)。

 

しかし、大げさですが「親がかりでない、地域を構成する一員となったら一人前」とは言えるのではないかと感じます。

 

どうもこの気持ち、説明が難しい。