昨日の夕方、所用があって市の中心部まで出かけました。
人が少ない日中と比べて、夕方はたくさんの人が街を歩いています。
仕事を終えたサラリーマンやOL。
自転車を押しながら友達と歩いている、学校帰りの高校生。
駅まで家族を迎えに来た人。
帰宅を急ぐ人。
誰かと待ち合わせをしている人。
駅のそばからは賑やかな音楽も聞こえてきます。
少し暗くなり始めた空。
ちょっとした木立の回りをうるさく鳴きながら飛び回るムクドリの群れ。
あたり一面を満たしていたのは、夕方の開放感です。
授業が終わった後の、学校の放課後のような。
そんな空気を感じたのは久しぶりでした。
今の私には、そういう場面がなかなかありませんから。
家で1人で仕事をするフリーランス。
夕方、仕事に区切りをつけたら、そのまま晩メシの準備を始めるだけです。
大きめの仕事が片付いても、解放感というほどのものは、それほどありません。
ふうと一息ついて、売上がいくらになったかを確認して、……それだけのこと。
あとはいつもの日常が続きます。
誰かとぱーっと飲みに行くとか、同僚に会社の愚痴をこぼすなんていうことはありません。「同僚」に相当する人は存在しませんから。
淡々と繰り返される毎日です。