「できる人はシャトルシェフを持ってる率が高い」という記事を拝見しました。
(大したことでもないので、なんとなく引用はしないでおきます……)
火にかける時間はちょっとだけ。あとは保温している間に料理が出来てしまうんですから、便利です。
サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 2.8L (3~5人用) オレンジ 【調理鍋ふっ素コーティング加工】 KBJ-3000 OR
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シャープの"自動調理鍋"、ヘルシオ ホットクックはその進化形と言えるのかもしれません。
シャープ ヘルシオ(HEALSIO) ホットクック 水なし自動調理鍋 1.6L レッド KN-HT99A-R
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しかし、根っからセコい私。
昔、シャトルシェフの代わりにダンボール箱を使っていました。
下は19年前に自分のホームページ用に書いたものですが、一部修正して載せてみます。
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一部で有名な保温調理ですが、わが家でもときどきやっています。
さて、保温調理とは何か? 本来は高温からゆっくり冷めさせることによって素材の風味を逃さず、しかも味をよく浸み込ませ、しっかり熱を通して調理する、という方法のようです。
例えば、普通なら鍋を火にかけてある程度の時間煮込むところを、途中で加熱をやめてしまってそこから多少保温し、ゆっくり冷めさせる。そうすると、具の中まで味が浸み込み、ちゃんと煮える、というわけです。保温は、下記のように専用の鍋もありますが、新聞紙で包んだり、毛布で包んだり、いろいろな方法で可能です。
この方法を考案した大学の先生がこの方法のために開発した鍋が「はかせ鍋」ですが、値段は高いです(確か1万~2万円ぐらいだったのでは?)。単に加熱時間を短縮するなら圧力鍋という手もありますが、これも高い(安いのは4、5000円ぐらいからありますが…)。ほかにシャトルシェフとか、類似のものもいろいろありますが、やはり値段は同様で1万円以上するのではなかったかと思います。
そこで、わが家で保温調理にもっぱら活躍しているのは、ダンボール箱。ちょっとはずかしいですが、ここで公開してしまいましょう。
何の変哲もない、スーパーでもらってきたダンボールの空き箱です。違いといえば、脇に片手鍋の持ち手を出すための切り込みを入れたぐらい。中には古着などのボロ布がつめてあります。でも、このみすぼらしい空き箱が、おでんやカレーなんかに活躍するのです。
例えばおでん。普通、大根なんかをちゃんと煮て味を浸み込ませようとするとかなり時間がかかりますよね? ところが、このダンボールを使えば、加熱時間はなんと5分! あとはこれに入れておくだけで、大根まで一応ちゃんと煮えます。火を使わないので、つきっきりでなくても調理できるというメリットもあります。
私は面倒なのでスーパーで「おでんセット」みたいなものを買ってきてしまうのですが、鍋に適当に水を入れ、おでんダシの素を入れ、おでんの具を入れ、大根(2.5cmぐらいの筒切りにしてから1/4ぐらいにしています)を入れ、鍋が沸騰したらもうそれでおしまい。あとはこのダンボールに入れるだけ。
経験的には、18cmの片手鍋に一杯作ってこの「保温ボックス」に入れ、2時間半も入れておけば、大根もしっかり煮えています。1時間半では足りなかったかも。
えっ、そんなに入れておいて大丈夫? と思った方もあるかもしれませんが、その通り。30分程度ならともかく、長時間の保温にはリスクが伴います。試してみようという方は十分注意してやって下さい。モノによっては、または季節によっては、中途半端な温度で保温すると腐ります。温度としては30~40℃ぐらいの低温がいちばん危ないでしょう。ですから、長時間保温してある程度冷めてしまったら、ちゃんと外に出して完全に冷ましましょう。それでも足りなければ、また沸かし直して保温すればいいと思います。種類としては、クリームシチューのようなものが一番腐りやすいのではないかと思います。
※加熱-保温、加熱-保温を何回か繰り返して、圧力鍋でなければできないような、牛スネ肉をとろとろになるまで煮込んだシチューを作ったこともありますが…。
当然ですが、小さい子がいる家庭では、熱いものが入った鍋を保温中床の上などに置いておくのは危険です。
わが家では、おでんやカレーなどの料理のほか、イモ類をゆでたり、豆をゆでたりするときにも使っています。ただし、気をつけないとゆですぎてジャガイモが溶けてしまったりします。ブロッコリーをゆでたときには、あたりまえですが色が悪くなってしまいました。タマネギのみそ汁を作ったときには、ネギ臭が消えずイマイチでした。やはりこういう場合は蓋をせずにガスで加熱した方がいいのでしょう。
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1999年の私。若かったなあ。(たぶん)
画像が小さいのは、当時はネットの速度が遅かったため、大きなサイズの画像をホームページに貼るのがためらわれたからです。というより、5万円もしたデジカメがたった35万画素の時代でしたから。
この "ダンボール製保温調理箱" はなぜか好評で、このホームページについて雑誌取材を何回か受けたときも、このダンボール箱は必ず話題になりました。
上に「中途半端な温度で保温すると腐ります」と注意書きがありますが、食中毒の原因になるウェルシュ菌は、繁殖しても味やにおいは変わりません。 カレーなどの食中毒でよく話題になります。