こんな記事を見ました。
「子育てとお金に関する調査結果を見て、"大学生は驚くほどお金のことを知らない"と感じたことを思い出した」という内容です。
学生が就活や自分の将来について考えるとき、収入に関する知識やイメージが漠然とし過ぎている。
おそらくその通りなのでしょう。
学生までは、自宅生と下宿生の差は多少あるでしょうが、収入と支出だけをせいぜい1ヵ月単位でやりくりする「こづかい帳生活」でしかありません。
しかも、大学というところはかなり均質、同質な世界。世の中もそういうものだと思ってしまった学生なら、同じような同質な世界が卒業後も続くはず、収入だって大差ないと無意識に思ってしまうのかもしれません。
現実には、そんなことはないんですけどね。
仕事によって収入はさまざまだし、注目を集める仕事や難易度が高い仕事が必ずしも高収入であるとは限らない。地味で人気がなくても意外に収入が多い仕事だってあります。
就活に際して学生が企業から求められる自己分析は、自分の適性や能力など、仕事に関することだけではないでしょうか。
しかし、企業から求められないこともよく考え、考え続けてほしいものです。
自分がどんな仕事をしたいか、どんな職業につきたいかだけでなく、例えば、どんな生活をしたいか、どんな人生を送りたいか。
どんな仕事を選ぶかで、どんな生活、どんな人生になるかも影響を受けるんですから。