子どもの頃から片頭痛持ちの私です。
人混みに出かけて帰ってくると、頭痛がすることがよくありました。
私にとって頭痛とは、「ガンガン、ズキンズキン」痛いもの。でもこれは片頭痛の痛み方です。こういう脈打つ痛みは「拍動痛」と呼ばれ、歩いたりすると頭に響きます。
普通の頭痛(緊張型頭痛)は、頭がギューッと締め付けられるような頭痛だそうですが、むしろそういう頭痛をあまり想像できません。たぶん私も経験しているんでしょうが、あまり「頭痛という気がしない」。
でも、片頭痛の前兆現象である閃輝暗点の経験はほとんどありませんでした。
閃輝暗点とは。
片頭痛が起きる前に現れることがある視覚異常です。
ものが見えにくくなり、チカチカ・ギラギラした点が時間とともに円弧状に拡がっていき、そのうち消える、というもの。
私の場合、最初に点状に視野が欠けるので驚きます。今回も久しぶりだったのでびっくりしました。
それだけのことも多いんですが、今日はそれに続いてチカチカ、ギラギラとはっきりした閃輝暗点になりました。閃輝暗点にまでなったのは、記憶にある限りでは2回目です。
似たような見え方を再現できないかと、画像を加工してみました。
きのう掲載した冷やし中華の画像ですが、左半分に弧状にモザイクをかけました。
このような弧状の視覚異常部分が、モザイクのようにチカチカ、ギラギラして、よく見えなくなっている状態です。
最初の徴候からすでに1時間ぐらい経ちましたが、幸い、片頭痛らしい片頭痛は来ませんでした。ちょっと目の奥が痛い、頭痛っぽい感じがしています。
視野の異常があまり多いようなら病院で検査を受けた方がいいかもしれませんけどね。
一過性脳虚血発作(脳梗塞の前駆症状)でも視野が欠けることがあるそうです。
片頭痛持ちの人しか知らない、あるいは片頭痛持ちの人でも知らないかもしれない、閃輝暗点のお話でした。