フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

小学校の夏休みのプール開放。これからどうなっていくのだろう。

 

今日はこんなニュースがありました。

www.jiji.com

 

幼稚園・保育園のプールの安全管理の問題です。

一緒に水遊びをする・指導する職員とは別に「監視役」の職員が配置されているかどうかを調査したところ,6.6~9.3%のクラスで監視役がいないと回答されたとのこと。消費差安全調査委員会(消費者事故調)は,そのような職員を配置できない場合プール活動を中止するよう求めたということです。

 

この報道を見て思い出したのは,小学校の夏休み中のプール開放です。

 

小学校の夏休み中のプール開放。

 

夏休みのプール開放がどのような形態・管理体制で行われているか(あるいは行われていないか)は,地域や学校によってさまざまでしょう。

 

私の経験や想像では,いくつかのパターンが考えられます。

 

1. 先生が授業形式で水泳を指導する。

私自身が小学生だったときは,これでした(大昔ですが……)。

私が通った小学校では「級別」に時間帯が決められており,集まった子どもたちに対して,当番の先生方が25mプール,数十人の児童に対して2人ぐらいで授業形式の水泳指導をしていました。夏休みは平日ほぼ毎日行われており,「10回以上来ること」が夏休みの宿題の1つになっていました。水泳が苦手だった私にとっては10回のノルマを達成が大変で,夏休み終わりの寒い日に来てなんとか10回をクリアした記憶もあります。

今でもそういう形式の小学校はあるのでしょうか。 

2. PTAに貸し出す形式で開放する。

ウチの子が通った小学校の形式はこれです。

水温・水質の確認やプール施設自体の取り扱いは先生にやっていただきますが,プール開放自体は「PTAの管理下で」行う形。安全のための監視も保護者が行います。

 

3. 地域の子ども会に貸し出す形式で開放する。

ウチのそばの小学校で,この形式をとっているところもありました。子ども会単位で「プールを借り」,子ども会に所属している子どもを遊ばせていたのでしょう。当然,安全管理もその子ども会の責任となります。私が聞いた話では,そのとき保護者から安全に関する同意書の提出を求めている(提出がない場合は参加できない)とのことでした。

 

安全確保が問題。

 

いずれにしろ,安全確保はこれからますます問題になっていくでしょう。真夏の日中,炎天下でのプール当番ですから,そもそもなり手は多くありません。子どもの安全の責任を負うことになるとすれば,余計にでしょう。

もちろん,だからといって先生方に丸投げするわけにもいきません。

夏休みに子どもをプールで遊ばせたいと思うなら,保護者が協力するのは当然です。保護者が協力できないなら,プール開放ができないのもやむを得ないと,私は思います。

 

こういうところでも,保護者や「地域」が協力的かどうか,参画意識があるかどうかが,子どもの体験活動に影響を及ぼす時代になっていきそうです。

 

子どもが溺れるときは,一般に想像される「ばしゃばしゃ暴れる」のではなく「静かに沈んでいく」という話も聞きます。私がかかわった小学校のプール開放の安全監視は25mプールの四隅から4人で見ているという方式でしたが,むちゃすることもある小学生ですから,しっかり監視することは絶対に必要でしょう。

 

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Photo by 写真素材 足成