少し前に、こんなニュースがありました。
千葉県柏市の新設公立中学校「柏の葉中学校」で、性別を問わずスラックスやスカート、リボンやネクタイを組み合わせて着ることができるブレザータイプの制服が決まったとのこと。
検討委員会では、制服が必要かどうかから始まり、LGBTへの配慮とか、真冬にスカートを穿くかどうかといった点を考慮して、最終的にこのような制服に決まったようです。
このニュースを聞いて、ウチの娘のことを思い出しました。
スカートが嫌いな娘。
ウチの娘は、いつからだったか、スカートをはかなくなりました。せいぜいキュロットどまり。小学校入学後は、常にジーンズなどの長ズボンやハーフパンツで過ごしていました。
しかし、公立中学校に進学すると、制服のスカートをはかなければなりません。
それが嫌で、制服のない中学校(スカートをはかずに済む)を受験したぐらいです。
いろいろあって受験した中学校には進まず、結局、学区内の公立中学校に進学し、制服のスカートを(必要最低限のときだけ)はいていました。それでも、体育着でよいときはできるだけ体育着で過ごしていましたね。
Photo by 写真素材 足成
「カワイイものが好き」な女の子ばかりじゃない。
「女の子はみんな、女の子らしいカワイイ服が好き」というわけではないんです。
娘はその後、制服のない高校に進学し、行事以外は、なんちゃって制服ですらないジーンズやTシャツなどの完全な私服で3年間通しました。
でも、娘と同じようにスカートを穿かない子が他にもいたそうです。
スカート嫌いの子は意外にいるのかもしれません。
高校の卒業式にはパンツスーツで出席しましたが、やはり同じような子がほかにもいました。
成人式にも、振袖でなくパンツスーツで出席。
地方都市の成人式ですから、女の子は振袖がデフォ。なので、「スーツで出席」の前例を作り、「振袖じゃなくパンツスーツで出た子もいたよ」とお母さん方の間で語り継がれれば、今後、似たような子がいたときに助かるだろうと思ったんです。
ところが当日、出席してみると。中学校の同じクラスだった子でもう1人、振袖でなくやはりパンツスーツで出席した子がいたとのこと。
張り切ってスーツで出席させたのでちょっと拍子抜けしてしまいましたが、地方都市でも、結構そういう子もいるんだと改めて思いました。
※ただ、成人式に限って言えば、振袖を着ていないと「お金がない」みたいに思われる可能性もあるといったウワサを何かで読んだ記憶があります。また、娘自身も「親のために振袖着てあげれば?」と友人から言われたとか。べつに、私は娘の振袖姿を見たいとは思わなかったんですけどね。七五三のときの不機嫌そうな顔が面白かったので、もうそれで十分です。