フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

通学用自転車(ママチャリ)の前カゴ取り付けブラケットを交換。

 

酷使されている通学用自転車。先日,前カゴ取り付け用ブラケットが折れてしまいました。

 

nshufu.hatenablog.com

 

前カゴがないままにしておくのもどうかと思ったので,自分で直すことにしました。

修理すればブログネタにもなるし。

 

必要な部品は,前カゴ用ブラケット

[rakuten:thepowerful:10009024:detail]

 

ネット通販だと安いんですが,送料がかかってしまうので,近所のホームセンターで調達。598円+税=645円でした。サイズの種類は特にないようです。

前カゴ取り付けブラケット。

 

折れたブラケット。自転車本体のフレーム(ヘッドチューブ)上端にはめてあり,ハンドルステム(ハンドルの "軸")で串刺しにされている状態です。ですから,ハンドルステムを引き抜かなければ交換できません。

ブラケットはハンドルステムを抜かないと外せない。

ハンドルステムは長いボルトで固定されており,その上端は、ウチの自転車ではプラスチックカバーで蓋をされています。このカバーは,ドライバーなどでこじれば簡単に取れます。

ハンドルステムのボルトのカバー。簡単に取れます。

 

中のボルトを六角レンチ(アレンキー)で回すんですが,……固くて回らない。

プラスチックハンマーは持っていないので,木づちで叩きます。画像のように横からではダメで(まあ当然です),上から,ハンドルステムの軸と同じ方向に叩いて衝撃を加えたら回りました。

木づちで叩き、衝撃を加えました。

 

ボルトが抜けました。

でも,本当は抜く必要はありません。

抜けたボルト。

本来は、ボルトが抜けるまで回さなくても,ゆるめるだけでハンドルステムが抜けるはずなんです。しかし今回は,ボルトが抜けるまで回しても,ハンドルはびくともしませんでした。

 

このボルトの下には「ウス」という小さな部品が付いていて,ハンドルステムをフレームに締め付け,固定しています。その「ウス」が,長年のうちにハンドルステムとフレームに固着してしまったんでしょう。

 

なので,フレームの中でハンドルステムの下に固着していると思われるウスを、ハンドルステムから剥がさなければなりません。

 

どうやって剥がすかというと。 

ウスは,ボルトを抜いた後もハンドルステムの下に張り付いたままのはず。ですから、ハンドルステムにボルトをもう1回挿入して,ボルトの頭を木づちでコン!と叩きます。そうすると衝撃がウスに伝わり,固着していたウスがハンドルステムから剥がれてフレーム内に落ちるはず。

 

コン!

ボルトを叩くと、ボルトがポンと中に落ち込みました。つまり、ボルトの先(下)に当たっていたウスがフレーム内に落ちたわけです。

 

ハンドルステムを固定していたウスが剥がれれば,ハンドルステムをフレームから引き抜けるはず。

 

えいっ。

……

 

抜けません。

ウスだけでなく,ハンドルステム自体もフレームに固着してしまったようです。

 

前輪を両脚で挟んで押さえ,ハンドルをぐいぐい左右にこじったり,前輪を壁に押し当てて動かないようにしてハンドルをこじったり。

いろいろやっているうちにちょっとずつ動き,ようやくハンドルが抜けました。

 

ハンドルが抜けたら,フレーム内に落ちたウスを回収します。

ボルトを挿入して少し回せば落ちているウスにはまるので,そのままボルトを引き上げればウスが釣り上げられるという寸法です。

 

ウスが釣れました。案の定,真っ赤にサビています。

ボルトで釣り上げたウス。

 

本来は,こういう組み合わせになっています。(上側はハンドルステム) 

ハンドルステムとボルト、ウスの関係。

 

ハンドルステムが抜けたら,ブラケットを固定している大きなナット(すでに随分ゆるんでしまっていました)を外し,割れたブラケットの残骸を取り除いて、同じ場所に新品をはめます。

このあたりの固定方法や部品構成は,自転車によって違いがありそうです。

新しいブラケットをフレーム側にはめました。

 

ブラケットを固定していたナットを戻します。

ブラケットを固定していたナットを戻したところ。

 

ハンドルステムに固定用ボルトを通し,先端にウスをはめてから,ハンドルステムをフレームに差し込みます。ハンドルステムの赤サビが見えなくなるところまでフレームに差し込めば,元の高さになるはず。

ボルトを六角レンチで回し,ハンドルステムを固定します。

 

ブラケットを固定していたネジですが,プラスチック製だと思ったら内側に大きな金属製ナットがはまっていました。それならしっかり締め付けなければなりません。

ブラケットをフレームに固定していたプラスチック製ナットの下には、大きな金属製ナットが。

長さ25cmの大きなモンキーレンチでもはまらない大きさだったので,お勧めは出来ませんがウォーターポンププライヤーで締め付けてしまいました。

 

これでブラケット交換完了です。

ボロボロの自転車なのに,ブラケットだけぴかぴか。

交換完了。

 

前カゴも取り付けました。

前カゴ取り付け後。

 

固着している部分にはちょっと手こずったものの、まあ想定内。

また1つ自転車に詳しくなりました。