豚小間のストックが増えすぎました。
安いと思ってつい買ってしまっり、私と妻で別々に買ってしまったり、値引きシールの誘惑でつい買ってしまったりが重なりました。
プルコギ風の炒め物もしょうが焼きもやったばかりなので、最近作っていない料理はなんだろうと考えていたら、思いつきました。
豚小間カツ。
豚小間を小麦粉でひとかたまりにまとめて、パン粉をつけて揚げるんです。
しょうが焼き用などの「ちゃんとした(=形の揃っている)肉」を重ねて小麦粉で貼り合わせ、パン粉をつけて揚げる「ミルフィーユカツ」というものがありますが、その簡易版というべきか。
要注意点がいくつか。
肉はちゃんと解凍する。
ストックしてある肉は冷凍の場合もあると思います。今回も「これをこのまま半解凍で適当な大きさに切れば、ばらけずに揚げられて楽かも……」なんて考えがちょっと頭をよぎりましたが、やめました。冷凍のまま揚げると、中まで火が通らない可能性があるからです。
油の温度に注意して、じっくり揚げればいいんでしょうけどね。
火が強すぎて(油の温度が高すぎて)、表面がこげつきはじめたのに中までまだ火が通ってない、なんていう状態ではまずい。
それを避けるために、冷凍してあった豚小間も一応ちゃんと解凍しました。
それに、冷凍のまま揚げたら、いくら豚小間といってもさすがに肉がちょっと硬いままだったかも?
なかなかまとまらないのを、気合いでなんとかする。
豚小間をひとまとまりにして、小麦粉でなんとか一体化させるわけですが、当然なかなかうまくいきません。
まとまったら、さらにそれをとき卵にくぐらせて、パン粉をつけて、ようやく油に投入できるわけです。それまでの過程でバラけてしまっては困る。
そこを気合いでなんとかします。
あまりいじくりまわしても仕方ないので、「まとまったかな?」と思ったらもうそれでそーっと卵にくぐらせ、パン粉を押しつけて固め、菜箸に載せて、左手で押さえつつそっと油に入れたらなんとかできました。
肉が解凍されていれば、豚小間自体は薄いし小麦粉でまとめたといってもスキマだらけで火の通りもいいはずなので、短時間で揚がります。
完成。
こうなりました。
カツのつけあわせは、千切りキャベツではなくいつもコールスローサラダにしています。
千切りキャベツを電子レンジにかけてしまい、水にさらして絞って酢とマヨネーズ、こしょう。こうするとかさが減るのでたっぷり食べられます。
後ろは、最近急に安くなってきたホウレンソウの炒め物と、キュウリの三五八漬けです。
元が豚小間ですから肉自体が薄いし、全体に脂身が分散することになるので、食感が柔らかく、適当に作った割には意外においしいです。