近所の業務スーパーに行ったとき。
「さんま甘露煮」の隣に、新しく「国産いわし甘露煮」が並んでいました。
今まで見かけなかったので新商品でしょうか。
さっそく買ってみました。
さんま甘露煮と同じ、縦長の立体成型されたプラスチックパウチに6尾入り。
(購入するときは、身が崩れていないかどうか確かめましょう)
3月は特売対象になっていて、これだけ入って178円+税です。安い!
ところで、さんま甘露煮の場合、難点が1つありました。
中身を出しにくいんです。
さんまの場合パウチに長いまま入っていますから、一応切ろうかとまな板の上に出そうとすると、まな板じゅうタレでベタベタになってしまいます。
しかし、イワシなら切る必要がない。(サンマも、切らなきゃ別にいいんですけどね)
なので、パウチの端を切ってフライパンに空け、あたためることにしました。
はさみで切って、ぱかっと開けて。
※このときハサミで切り目を入れたのはパウチ上端ですが、パウチ下端に「ここを切って出してください」という点線がちゃんと印刷されていることに、後になって気付きました。最初の画像を見てみてください。
そのままフライパンに出せば、どこも汚れません。
(サンマ甘露煮を今度買ったときにも、この手でいこうと思います)
パウチに残ったタレは、少量の酒や水で洗って、それもフライパンに入れます。
こういうタレは味が濃いものと相場が決まっているので、薄まってちょうどいいはず。
出した状態。弱火でフライパンで温めて、皿に移します。
ただし。
さんま甘露煮もそうですが、身がやわらかいので箸ではつかめません。
なので、盛りつけには魚焼きグリルに付属してきた道具を使っています。
皿に盛ったところ。
撮影したのは、いちばん綺麗に皿に載せられたもの。崩れちゃう部分も正直多いです。まあこういう商品なので仕方ないでしょう。
見た目がイマイチなのも、しょうがないでしょう。たとえば、観光地の土産物としてもっと高い値段で売られている鮎の甘露煮だって、大差ないはず。
ところで、タレが甘そうだったので、今回はフライパンで温めるときに薄切りにしたショウガも加えました。
これが良かった。1かけでなく2かけとか3かけ入れても良かったかも。
酒で薄めた後の味としては、甘すぎるわけでもしょっぱすぎるわけでもありませんが、タレの粘度のせいもあって、全体的にはやはり「味がぼってりと濃い感じ」。なので、ショウガを入れると少しだけさっぱり食べられます。
この値段なら全く不満はありません。下記の理由もあるので、ときどき買おうと思います。
宮城県石巻産。
この製品の製造元は、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の会社でした。
調べてみたところ、製造元のほくと食品は、震災前から民事再生法の適用を申請していましたが、震災後に事業継続がさらに難しくなってしまったとか。
それを、業務スーパーを経営する神戸物産が2013年1月に子会社化したということのようです。
この「いわし甘露煮」や「さんま甘露煮」を食べれば、ちょっとだけ東北復興に貢献できるかもしれません。