しばらく前に、「三五八漬け」の漬け床を作りました。
塩とこうじと米を3:5:8の割合で混ぜて漬け床を作り、野菜を数時間~一晩漬けるだけで漬け物ができるというもの。東北地方の漬け物です。
袋入りで売られている漬け床の素に水を加えて混ぜるだけで、簡単に漬け床ができます。
床の管理も、水分や塩分を調節する程度。ぬか漬けはやったことありませんが、おそらくぬか漬けよりはるかに簡単でしょう。うまく漬からなくなったら、漬け床ごと作り直してしまえばいいし。
大根や白菜も試しましたが、カブが一番おいしくできましたね。
切り方が大きいと漬かりにくいし、漬け床から取り出してから切るのが面倒くさいので、野菜は食べる厚さに切ってから漬け床に入れてしまっています。
夏になったらキュウリやナスも試してみたい。
漬け床そのものを食べてみたら。
三五八漬けの漬け床管理の一つとして、水が出てきたら取り除く必要があります。スポンジで吸い取ったり紙に吸わせたりするようですが、私の場合、大した量でもないのでスプーンですくって取っていました。
さて、スプーンですくった水(プラス、一緒にすくった漬け床)。
どうしよう?
飲んじゃえ。食べちゃえ。
ということで、取り除いた漬け床(カレースプーン1杯ぐらい)を食べてしまっていました。
漬け床とはいうものの、それほどしょっぱいわけではありません。
腸の調子がいい。
するとどうでしょう。
なぜか腸の調子がいいんです。
ふだん便秘がちな私ですが、三五八漬けを食べた後、そして「漬け床そのもの」を食べた後は、快 "腸" なんです。これはいいなと思いました。ちょうど、麹が私の体に合ったんでしょう。
野菜の高騰が直撃して漬けるものがなくなってしまったので、漬け床そのものを毎日スプーン1杯ぐらいずつ食べるようにしました。以来、快調な状態が続いています。
発酵食品は必要。
正常な免疫機能を維持するためには、腸内環境が大切だそうです。
NHKスペシャル「人体」でも取り上げられていましたね。
腸には免疫細胞が大量に存在していて、体外からの異物に常に接触し、それによって体内の免疫環境を調節しているとか。
そんな腸内環境維持のために、発酵食品は必要だと思うのです。
ヨーグルト、キムチ、漬け物……。
私は毎朝、自家製ヨーグルトを食べています。(自家製なので、乳酸菌・ビフィズス菌は少なめかも)
キムチも好きなので常備。そのまま食べたり豚キムチにしたり。
そこに三五八漬けが加わりました。
三五八漬け、安くて簡単ですから、興味のある方にはぜひおすすめします。