子どもが学校から持って帰ってくるお手紙の管理。
みなさんいろいろ工夫していると思います。
私はこんな風にやっていました。
最初にして最大の関門:子どもに出させる。
きっと、どこのご家庭でも苦労しているのでしょう。
ランドセルの底から、くしゃくしゃになってきたプリントが出てきたという話をよく聞きます。
PTAのお手紙を子ども経由で持たせても保護者に渡らない、返信してほしいのに戻ってこないという話もしょっちゅう。
ここがなにより最大の関門なのでしょうね。
しかしウチの子どもらは、どういうわけか3人とも連絡帳やお手紙をきっちり出してくれたので、この点については苦労しないで済みました。
子どもが学校から帰って来ると、私も毎日「て・が・み!て・が・み!」と催促していましたが、子どもは子どもで、すぐに連絡帳と一緒に出してくれました。
ところで、連絡帳。ウチの子どもらの場合、いつも大したことが書いてなかったので(翌日の時間割程度)、ざっと見て確認のサインだけすれば済みました。面倒な、込み入ったことが書いてあることもあるんでしょうか?
提出が必要なものは、その場で処理。
学校からのさまざまな連絡事項のお手紙が来たら、原則、その場ですぐに片付けます。
提出が必要なもの:
「キリトリ線で切って提出」みたいなタイプのものは、その場で記入して子どもに返します。
学年初めの面倒な書類も、できるだけその場で書いてしまい、子どもに返します。
投げられたボールはすぐ投げ返す。
ババ抜きでババを引いたらすぐ次に引かせる。
手元に残さないようにしていました。
行事の連絡など:
こういうタイプのお手紙は、日程を壁のカレンダーに記入し、プリント自体は、行事が終わるまで目に付くところに置いておきます。とことんアナログです。ダイニングキッチンの定位置に置いたり、冷蔵庫に貼ったり。こうしておけば、妻も自分で見てくれれば行事についてはわかる仕組み。
冷蔵庫に貼る場合は、日付が近いものが手前になるように重ね、行事が終わったら剥がしていきます。
重要性が低いもの:
1回読んだら、子ども1人につき1つのクリアフォルダ行き。
分類などはしません。ただ日付順に積み重ねていくだけ。
行事関係のプリントも、行事が終わったら、ダイニングキッチンの定位置から同じクリアフォルダ行きです。
あとで見返そうと思ったら探せば見ることはできますが、見返すことが必要になる機会はそれほどありません。
絶対に必要ないと思えるもの:
チラシのようなものです。ざっと見て、その場で捨てます。
年度末に、不要なものを処分。
こうして1年経つと、プリントが溜まって厚さ1cm程度になったクリアフォルダが、子ども1人につき1つできています。これを年度末に見直し、不要なものを全部捨てます。残しておくのは、健康診断関係とか成績関係とか。
そうやって薄くなったクリアフォルダを、また次の年度のプリントのストックに使用していました。
なので、今では子ども1人につき、小学校と中学校と高校のクリアフォルダ計3つずつが残っています。これもまた整理しなきゃな。
情報を溜めすぎない。
私は、情報をため込みすぎるのが好きではありません。データ化するのも、保存はしやすいですが一覧性に劣り、見えにくくなる面もあります。溜まっても目に見えないので、情報のゴミが溜まりやすい。善し悪しだと思っています。
今はツールがいろいろあるので、Googleカレンダーを使ったり、プリントを画像化してEvernoteで共有といった方法もあるのでしょうが、私は古い世代なので完全にアナログ。上記のやり方で問題なくやってきました。必要なくなった情報も、アナログの紙ベースの方が処分しやすい気がします。
ところで紙ベースと言えば、とある保護者懇談会でみかけたお母さんが、学校からのお手紙をクリアファイル(クリアフォルダではなく、30ポケットとか40ポケットあるもの)にきっちり綺麗に整理しているのを見て驚いた経験があります。そこまでして綺麗に整理、保存しなければならないほど重要性のあるお手紙って、それほどありませんよね?(それに、クリアファイルはページが固定されているので、あとから順序を入れ替えたり不要なものを抜いたりするのに不便です)
情報の共有、どこまで?
ウチでは、学校からのお手紙の管理や行事スケジュールの把握は、私が全部やっていました。妻には、必要な行事のみ口頭で連絡。あとは、ダイニングキッチンの定位置にある行事関係のお手紙や壁のカレンダーを自分で見ればわかるでしょ、程度です。夫婦での情報共有は大切かもしれませんが、責任の所在、つまり「夫婦のどっちがちゃんと把握しているのか」は、はっきりさせておいた方がいいかもしれません。