言葉って大切です。
子どもの語彙を増やすにはどうしたらいいんでしょう?
子どもの性格によって効果はいろいろだと思いますが,私がやってきたことを書いてみることにします。何かの参考になれば。
本を読ませる。
語彙を増やすための方法として最初に思いつくのが,これでしょう。
しかし,簡単に思いつく一方で,これは非常に難しい。ウチの場合,真ん中の長女は放っておいても本を読みふけるタイプ(ただし物語中心)。長男と次男は,どれだけ言っても本を読まないタイプでした。しかも,マンガさえ読まない!
なので,本について私がやったことは。
幼児期の読み聞かせは,普通にやりました。
幼児期,図書館で絵本を借りることもときどきはしました(ただ,遠かったのでちょっとだけ)。
小学校高学年ぐらいから,特に長男・末っ子をターゲットに,「こういうのもあるよ?」的に,「子供の科学」や学習まんがっぽいもの,算数関係の本などを買って家の中に置いておくようにしました。物語でなくても,文字が書いてあるものなら何でもいいわけです。
中学以降はさらに,新書類や,小説でないハードカバーなども,私が面白いと思ったものや読ませたいと思うものをちょっとずつ家の中に置くようにしていました。この辺は,読書が小説に偏っていた娘もターゲットです。
物語や小説は,ファンタジーなども含め,興味のない子にとっては全く興味が持てないものです。何がその子の興味にひっかかるかはわかりません。本を片っ端から買うわけにはもちろんいきませんが,「歩留まり」は無視し,文字・本・雑誌などがちらほらと家の中で目に付くようにしていました。
新聞の活用。
新聞のいいところは,自分の興味があることもないことも幅広く毎日送りつけてくる,プッシュ型のメディアであることです(たとえば,ネットメディアだと「自分が興味のある」とされるニュースしか表示されなくなったりするんですよね?)。政治・経済・国際・文化・地域・スポーツ・芸能・社会,なんでもあり。
しかも,日常会話で使わない語彙がたくさん使われています。
ウチの子は,なぜか3人とも新聞をよく読みました。小学校高学年ぐらいからだったでしょうか。あるいは中学生になってからかな?
理由はわかりません。毎朝、私が新聞を読んでいる姿が影響したのか,あるいは新聞記事をときどき話題にしていたのがよかったのか。
子ども向けには,古典的ですが,各社が出している「小学生新聞」を使うという手もあります。
テレビのニュース。
しかも,NHKです。NHKって好き嫌いがあるのかもしれませんが,民放の朝夕のニュースは芸能関係の話題をおもしろおかしく取り上げる比重が高いようで,私は好きではありません。昔からの習慣もありますが,私は朝食時も夕食時もNHKのニュースを見ています(※そのせいでこんなつまらない大人になった,という見方もできます)。
で,ニュースを見ながら「これってこれこれこういうことだよ」とか「これはこうだと思うんだよねー」と話したり,子どもに「○○って言ってたけど意味わかる?」と尋ねたり。そういう,親子の会話は結構重要なのではないでしょうか。
そもそも,言葉がわからないと,テレビのニュースを耳から聞いていても意味がわからないはず。なので,さらっと出てきた言葉を子どもに説明したりしていました。1日1つの言葉でも,積み重なると結構な量になりそうです。
辞書を常備。
居間には辞書が置いてあり,私自身,現在もよく引いて意味を確かめています。
広辞苑は,奥まった部屋でホコリかぶってますけどね。
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思いつくことを書き並べてみました。
こんなあれこれが効果があったのかどうか,ウチの子は3人とも,「いろんなことをよく知ってるなー」「なんでそんなこと知ってるの? すごいなー」と思えるようになってくれました。
苦手なことも多い子どもらですが,少しでも得意な分野を持つことができればと思っています。