前回の続きです。
地震で倒れるかもしれない,背の高い家具といえば,たんすや本棚。
たんすには,地震対策用のつっぱり棒が販売されていますよね。
(ただし,上の画像のように1本だけでは効果が小さいと思います……)
問題は,本棚。倒れるとかなり影響が大きいです。
通販されている本棚は,天井に突っ張り式になっているものが多いようです。
が,私はホームセンターのカラーボックス系のものを組み合わせて子どもの部屋に入れたので,天井につっぱる部分はありません。
それでどうしたか?
箱状のものを作り,天井までのスキマを埋めちゃったんです。
まずこちら。天井とのスキマが数センチ。この程度なら埋めなくても影響ないかもしれませんが,当時の私は頑張ったんでしょう。天井とのスキマを,角材と厚手のベニヤで埋めてあります。こうするとびくともしません。
(図工の古い作品が積み重ねられていますが,そこは見ないフリでお願いします…本棚が大丈夫でも,地震がきたら中身が全部落ちますね)
下の画像では,20cmぐらい空いていました。これぐらいスキマがあると地震で倒れそう。
なので,スノコを分解した板や端材を組み合わせて,天井との間を埋める箱を作りました。 見た目は悪いですが,これでやっぱり,地震が来てもびくともしません。
ところで,これを見て「実際にやってみよう!」という方には,1つだけアドバイス。
家って,けっこう寸法がいい加減です。天井の高さが場所によってちょっと違うことなど普通にあります。天井の高さに限らず,いろいろなところの寸法が,場所によって違ったりします。
なので,「ぴったり納めよう」と思う場合は,「現物合わせ」,現場での調整が必要不可欠です。どれだけ正確に直方体に作っても,それを置く場所が正確な直方体のスペースでなかったりしますから。