3月も中旬。年度末というにはもう遅すぎる時期かもしれませんが、この時期に限らずいろいろな場面で「アンケート」ってありますよね。
学校についていえば、10年ぐらい前から外部評価制度が導入されているので、保護者対象の学校評価アンケートが(年度末でなく)年末ぐらいに行われたのではないかと思います。
学校評価アンケートでは、学校側が設けた設問に対して5段階評価で○をつけるような形式が一般的だと思いますが、それ以外に自由記述欄もあるんじゃないでしょうか。
そんなアンケートに記入するとき私が心がけていること。
それは、「いいと思うこと」「やってもらって助かる・ありがたいこと」も書くようにすることです。
学校に限らず、どんな種類のアンケートでも、あるいは「反省会」のような直接の集まりでも、回答する側はついつい「あそこがよくなかった」といった文字通りの「反省点」、悪かった点を指摘しがち。
もちろん、そういう回答が集まれば改善点として今後に反映され生かされるわけですが、それでもネガティブなコメントばかり集まってくると、アンケートを行った側としては少々つらいものがあります。
そして何より、「○○はよかった」「○○してもらえるのは助かる」「今後も続けてほしい」というような意見がないと、極端な場合、その行事・イベント・活動などが廃止されてしまうことだってあり得るんですよ。
自分がいいと思うことについてはポジティブなメッセージを出していないと、その継続自体が危うくなる可能性だってあるんです。
なので、なくしてしまわないために、
- 「○○はすごくいい」「助かる」「面白い」「続けてほしい」…というようなメッセージを主催者側に返したり、アピールする
- 役に立つモノや制度は積極的に利用する
といったことを心がけています。
好きなお店だって、お客さんが通ってくれなければつぶれちゃいますよね。それと同じ。
自分がそうあってほしいと思う状況を維持する、あるいはそのように周囲を変えていくには、文句ばかり言うより、ポジティブに応援していく姿勢が必要だと思うのです。
冒頭の学校評価アンケートについて言えば、学校に対して「○○はよかったです」と言うだけで、何かが少し違ってくるのではないでしょうか。
担任の先生に一言そんな話をするだけで、先生の励みにもなりそうです。そういう声って本当に少なそうですから。
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