クイズ用早押し機(早押し判定機、早押しボタン)のお話。
娘が高校生だったころのクイズ大会、クイズ研究同好会用に、40年前の電子工作の経験を思い出して作ってみました。
改良したのが2年前。もうそんなに経ったのか……と思っていた先月、すでに高校を卒業した娘のところに後輩から「修理してもらえないか」と連絡が来たそうです。
下宿先の娘から連絡をもらった私が、現物を直接受け取って修理することにしました。
ケースを開けてみると。
12V電池ボックス用のスナップが壊れて、配線もあちこち切れています。
9V電源は006Pを使っていたんですが、電池ボックスに変わっています。
電池ボックスが動かないようにL字金具をケースに取り付けて曲げ、大きい輪ゴムで固定するようにしておいたんですが、それを忘れたために重い電池ボックスがケース内で動き、配線が切れちゃったんでしょう。
以前、電池がなくなって(電圧が下がって)動作しなくなったこともあったし、乾電池で使用するのは問題がありそうです。そこで、ACアダプタ仕様に変更することに。
もう1つの大きな問題はコレです。
LED豆電球がすぐ壊れちゃうんです。
ソケットの接触不良も頻発し、使っていて安心感がありません。
なので、ケースに直付けできるLEDブラケットタイプの安いものを探しました。
他にも、DINプラグ内の断線(はんだ付け不良)、プリント基板上の電解コンデンサが外れている(電池ボックスが直撃して基板のパターンが切れた?)なんていう故障がありました。
修理 / 改良 / 改造後。
乗りかかった船なので、交換用パーツもどんどん通販で注文(という気分)。
じゃーん。改造できました。
電源スイッチを外し、その穴を利用してDC電源ジャックを取り付けました。
「ON」のラベルを剥がしたいところですが、汚くなりそうなので放置。
中身も、電池ボックスを廃止したのでガタガタ言いそうなものがなくなり、スッキリ。
こんな感じで12VのACアダプタを挿して使用します。
(以前は順位判定基板用電源で9V、LED点灯用電源として12Vを使用していましたが、基板も12Vが使用できるので、電源を共通にしました)
押しボタンユニットはこんな形に。
LEDブラケット、1個100円のものにしてしまったので暗いし、周囲から見にくくなってしまいました。
リレー基板はAC100Vが使用できるので、12VのLED豆電球でなくAC100V用の普通のLED電球(常夜灯用0.3Wのものなど)を点灯させようかとチラッと考えたんですが、
- 自分が使うものでない
- 実際に使うのは素人
- 基板のLEDを見るためケースを開けた状態で使うかもしれない
ことから、安全面に問題がありそう。また、一式を置いておく場所がない(専用ロッカーみたいな場所がない)ので、ケースを大型化できないことからも、AC100V用電球使用は断念しました。
本当は、LEDブラケットだけは現物を見て買った方がよかったんですけどね…。さすがに、大きさが思ったよりも小さかったです(1個100円だからしょうがない)。
取り扱い説明書を添付してもどうしても紛失しそうなので、ケースに綴りひもを縛り付け、クリアケースに入れた取説を付けて紛失しないように工夫してみました。
さあ、これでずいぶん良くなったぞ?
4月に、娘の後輩たちがこれを活用して新入生を勧誘し部員をたくさん獲得してくれるといいんですが。
※この早押し機について詳しくお知りになりたい方は、ツイッターでDMでもいただければご説明しますよ。