娘が高校生だった頃、クイズ大会用に「早押し機」を作りました。
「クイズ大会のため」というより、娘はこれで高校に「クイズ研究同好会」を新たに作ったんです(高校で新しく同好会を作るなんて、絵に描いたような青春……というほどのものでもなかったらしい)。
それで、私が作った早押し機も大活躍……のはずが、やはり不具合が問題になりました。
問題点は、
- ケースがぐにゃぐにゃなので、プラグの抜き差しがしにくい。
- LED豆電球の接触が悪く、壊れやすい。
そこで、乗りかかった船なので大規模に改良することにしました。
まずはケースの入れ替え。
用事があったついでに、秋葉原のケース屋さんで、アルミ製の適当なものがないか物色し、入手しました。
同時に気になったのが、ジャック。
初期型では8個×2段=16個も並べましたが、もう少しなんとかならないだろうか?
プラグとジャックの極数が多いものを使えば個数を減らせるので、DINプラグ・ジャックを使用することにしました。6Pなら、プラグ・ジャック1組に押しボタンユニットを2台接続できます。
そうやって改造した結果がこれです。
まず本体。
おおっ。それっぽい! テプラでラベルも貼りました。
逆側。
6PDINジャックを4個配置して、押しボタンユニット8個分になります。
スピーカーもそれっぽく取り付けることができました。
穴の加工が雑なのは目をつぶってください…。
こういう加工を最後にやったのは40年前の中学生の頃です。なので技術は中学生のまま。当時の遺物のシャーシリーマでゴリゴリやったらこうなっちゃったんです…。
サビサビ。はんだ付け技術も工具も、40年前のままです。
ケースのネジはユリアネジに交換。手で回して中の乾電池を交換できます。
押しボタンユニットはこうなりました。
6P DINプラグです。プラグ1個にケーブル2本をむりやりはんだ付け。
これでずいぶんマシになったんですが、LED豆電球の問題は残りました。
次回はその改良の話を。