フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

常連さん第一の小さなバー、大口客第一の零細フリーランス。

 

今は全く酒を飲まない毎日ですが、以前はときどき気晴らしに飲みに出かけることがありました。飲み友だちもいないので、そういうときはいつも1人です。

 

ときどき行っていた小さなバーがありました。

いくつかの店を転々としていたマスターが1人で始めた、10人も入れば一杯になってしまいそうな店。いろいろな酒が安く飲めました。

 

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Photo by 写真素材 足成

 

地方都市ですから客は多くありません。そもそも、酒飲み人口自体が減少しています。

でもその店は固定客が多く、毎日のように通う人もいたようでした。

 

そんなとき、マスターが「一番来てくれたお客さんランキング」みたいなことを始めたんです。

ランキングを店に張り出したりブログに書いたり。

 

そんな「常連さん第一」の雰囲気が露骨に感じられてきたころ、私はその店に行かなくなってしまいました。

 

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小さな飲食店を長く続けていくのは大変なことでしょう。

常連さんがついてくれれば、お店としては売上が安定し、経営上は大助かり。

何より、通ってくれる気持ちは嬉しいものだと思います。

その気持ちは、よくわかる。

 

まして1人で切り盛りする店は、オーナーであるマスターの「城」。

自分がやりたいようにしたって、別にとがめられるいわれはありません。

 

自分が、客として行くかどうかを選べばいいだけです。

 

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翻って、零細フリーランスの自分は。

席が1つだけの小さなバーをやっているようなものです。

お客さんが1人来れば満席。

常連さんが通ってくれれば本当に有難い。

常連さんが来なくなったら死活問題。そんな綱渡りです。

 

今朝のNHKおはよう日本」で、残業ゼロ、有休取得100%を達成した地方の中小建設資材リース会社が取り上げられていました。

jcc.jp

ポイントは3つ。

  • トップダウン、社長の方針で行われた。
  • 顧客の無理な要求は断ることにした。
  • 大口顧客に依存するのではなく小口の取引先を増やした。

 

どれも、もっともな内容です。

その結果、求人に対する応募は100倍にもなったとか。

 

あたりまえのことではありますが、いろいろ考えさせられます。

「1日1人限定の、予約が取れない繁盛店」を目指すしか道はないのでしょう。