17~19歳の高校生・大学生が各分野のプロに弟子入りした一夏を追った番組でした。
出演は松岡修造さん、渡辺直美さん、東出昌大さん、岡本夏美さん。客席側には、この企画に応募した人たちと、採用された人たち。
天ぷら職人に弟子入り。
東京の佐藤さん:中学から料理人を志し、今も週に6日有名料亭でバイト。高校卒業後の進路として、すでに京都の有名料亭に内定。
神戸の中野くん:進学校在籍、東大志望。脳科学と料理の両方に興味がある。
天ぷら職人の早乙女哲哉さん:
「仕事は"我慢"」。掃除1つ取っても、それをしっかりやるということが、仕事ができる素質があるということになる。
手先の技術をおぼえるのではなく、我慢をしていれば仕事もできるようになる。
8日目、佐藤さんがキスの天ぷらを作らせてもらう。
早乙女さん:「客の前に立つ重圧を感じてほしい。精神的にずたずたになる経験を」
最終日、早乙女さんから:
「目先で結果を求めて見せてやろうというような気持ちでは、何もならない」
清掃会社に弟子入り。
上村さん、砂川さん、瀧くんの3人が羽田空港清掃会社の新津春子さんに弟子入り。
初めに、高校のころ日本に来た新津さんから一言:
「自立こそ仕事の第一歩。やり遂げることを何か1つやれば生きていける」
…ところが2日目にさっそく3人とも遅刻。
「穴を空けることの深刻さを考えてほしい。2回目はない」
研修を続けるが、その後上村さんが2回目の遅刻。研修中止、滞在していたシェアハウスの掃除だけを続けることに。
新津さん:「社会人は信用第一」
最終日、シェアハウスの清掃状況を新津さんが確認。
「やる気が継続して見えたのはよかった」
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途中でコメント。
東出昌大さん:
「失敗は周囲のみんながやってきた。失敗したときのリカバリーが大切」
岡本夏美さん:
「今は怒ってもらえる機会が減った」
松岡修造さん:
「ほめられたときに謙遜するのではなく、素直に喜んだ方がいい」
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編集者に弟子入り。
3組目は、
マンガが育成対象になって担当もついた松田さん。
高校短歌日本一になった小川さん。
映画監督や写真家をめざす山口さん。
マンガを書き始めた長橋くん。
弟子入りしたのは編集者の佐渡島庸平さん。
最初にそれぞれの作品を見て一言。
「この機会に準備できていないということは、この次に別のチャンスが来ても準備しないということ」。結局それを繰り返し、30歳ぐらいになって「創作の神様は降りてきてくれなかったなー」とおしまいになる。
課題:「毎日作品を作り、SNSで発信する」。常に作品を生み出す習慣を作ること。
技術は練習できるが、「毎日コツコツやること」は教えられない。
「続ける努力を超える才能はない」。「絞り出すこと」。
趣味や日記と、世に出したい作品は何が違うのか?
人の心を動かすには何が必要か?
松田さんが、避けてきた自分の心と向き合って生まれたストーリーとは。
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下宿中の娘にも「見れば?」と勧めておきました(見たかな)。
渡辺直美さんも言ってましたが、「まず、こういう企画に応募できるのがすごい」。
「これがやりたい!」っていう、ある意味「とりつかれてしまっている」人はもちろん、体験してみたいという動機であっても、チャレンジできるのには感心します。
業界ごと、人ごとに、仕事についていろいろな考え方があると思います。
仕事の合う・合わないもある。
なので、進学校の中野くんのように、「やってみて考える」ことも重要。
公式サイトでは、未公開部分も含めいろいろな動画が見られます。
再放送は2016年12月2日(金)(木曜深夜)午前0:10。
興味のある方はぜひ。
- 作者: NPO法人NEWVERY内トキワ荘プロジェクト,園田ゆり
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