以前,こんな記事を書きました。
「子どもに食事を用意するために自分の時間がままならない,予定が立たない」っていう話でしたが,これは自分が好きでやってることだからいいんです。
外からは言われたくない。
でも,同じことを他人から言われると,ひっかかる。
上の記事を書きながら,10年ぐらい前の経験を思い出しました。
小学校のPTAと地域の方々の会議のときでした。
子どもの交通安全の話になり,保護者の立哨なんかの話題になったわけです。
そんなときに地域の高齢男性が一言。
「小学校の期間なんて6年なんだから,これぐらいもっとやってくれても」
保護者がもっと積極的にやれ,っていうお話です。
もちろんその通りではあります。交通安全は大切だし,保護者がそれに積極的に参加すべきなのもその通りでしょう。
でもですね。
ひとから言われると,どうもひっかかってしまいます。
子育ての実情をどの程度わかってるんだろう? なんてね。
特に「6年」の部分。
確かに,小学校だけなら6年です。
でも生まれた時から数えれば12年。中学校まで含めれば15年。
その間ずっと,あれやこれやで奔走することになるわけです。
兄弟がいれば時間差も。
しかも,それは子どもが1人の場合です。
ウチみたいに3人いる場合は,さらに延びます。
ウチの子は一番上から下まで6歳差なので,長男が生まれてから末っ子が中学校を卒業するまでの期間は,21年。
21年ですよ!
なので,特に経験者以外からは,「子育てなんか短い期間なんだから,ちょっとぐらい我慢すべき」みたいには言われたくありませんね。
もちろん,「(私はそうやって我慢してやってきたんだから)誰もが同じように我慢すべき」みたいに思われたくもありません。