フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

高学歴だと幸せなのか、選択肢が増えるのか。レールが違うだけでは?

 

ツイッターやブログ上で、学歴に関する話がちょっとあったみたいですね。

下も、そんな流れを受けての記事だと思います。

 

blog.tinect.jp

 

人付き合いが全くないのでかなり偏った印象だとは思いますが、私が住んでいるような地方都市だと、いちばん楽しく暮らしていそうなのは、地元中小企業の社長や経営者、地主などの資産家ではないかと思います。

開業医も含まれますが、開業医は医師という側面以外に中小・零細企業の社長という側面も大きいですから似たようなものですね。

逆に勤務医だと忙しいばかりで、待遇・生活は全然違いそう。

地方公務員も、金持ちではないでしょうが家族で平和に暮らしていそうな印象です。

 

そんな印象から単純に考えると、「幸せかどうか」に学歴はあまり関係なさそうです。

そもそも、「幸せかどうか」なんて主観的なものだし。

 

一般的に、高学歴の方が人生の選択肢が増えると思われていますが、私はそうでもないんじゃないかと思っています。国家資格が必要ならそれなりの学歴が必要かもしれませんが、それ以外は、乗っているレールが違うだけじゃないかと。

 

例えば東大文Iに合格して法学部に進んだ人が、中央省庁や大企業、弁護士などに進まずに全く違う道に進むっていうのは、やはり大変なんじゃないでしょうか。東大理IIIに入って医学部に進み医師免許まで取った人は、医師にならざるを得ないでしょう(臨床か研究かはともかく)。

東大に限らず国立大医学部では、「税金を使って医師を養成しているのだから医師として立派に働け」といった指導がなされるようですしね。

 

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高学歴の人も、レールをはずれて変わったことをしようとすると大変だと思いますよ。

 

では私は勉強関係について子どもにどう言っているかと言うと。

 

とにかく、自分で食っていけるようになれ。それが最終目標。

その第1段階として、大学に入ったら家から出てもらいます(仕送りはしますが)。

多分、もう同居することはないでしょう。

他にやることがないなら、学校の勉強ぐらいはやっておけ。

勉強以外でなにか絶対にやりたいことがあるなら、それを優先させたかもしれません。「○○がやりたいから大学は行かずにそっち方面のことをやる!」なんていうミドコロのある子だったら、そうさせたかもしれません。

でも、ウチの子はそういう覇気が全然ないんですよね…。「勉強ぐらいしかやることがない」みたいな、変わった子どもらです。逆にちょっと心配。

大学の、特にたいていの文系の内容は、就職や仕事には役に立たない。

授業の内容としては、たぶんそうですよね?

でも、(広い意味の)勉強は楽しいし必要。

私自身、「知っていること」が楽しい、「知らない」のは落ち着かないっていう性格です。いくら検索でなんでもわかる時代だとしても、ベースとなる知識が頭の中になければ、検索結果の真偽さえわかりません。知識を組み合わせた新しい発想や理解も生まれてこないはず。少なくとも高校までの勉強は全て「教養」としてしっかりやっておくべきだと思っています。

それに、世の中「知らない人間が損をする」ように出来ていますから、「学校の勉強だけが全てじゃない。学校で教わらないことにも、生きていく上で重要なことはたくさんある」と常日頃言っている、つもりです。