フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

セーフティネットとしての自治会・PTA。

 

昨日は、自治会合同の運動会でした。

近隣の10以上の自治会が集まって毎年開催される、自治会対抗戦です。

予想外に天気がよくなり、ずいぶん日に焼けてしまいました。まだ首の後ろが痛いです。

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Photo by 写真素材 足成

 

ウチの自治会はユルいので、参加人数も多くはありません。数年~10年に1回ぐらい回ってくる班長さんと、子ども会関係の親子の参加がほとんどです。

私はというと、PTAからの流れで自治会の下っ端役員も頼まれてしまっているので、毎年のように参加しています。

 

地域の行事の目的って何でしょう?

 

もちろん、運動会ですから「みんなで体を動かしましょう」というのも1つの目的でしょう。でも、それよりも大きな目的は、自治会内の関係づくりではないでしょうか。

「顔の見える関係」です。

 

顔の見える関係。

 

例えば、近所にどんな人が住んでいるかわからない。同じごみステーションを他に誰が使っているかわからない。道を歩いている人がご近所なのかどうかわからない。

東京などでは普通のことかもしれませんが、それって住環境として不安ではないでしょうか。
私など、先日は泥棒に入られてしまいましたけどね。

「顔の見える関係」=近所にどんな人が住んでいるかわかる関係の方が、住んでいて安心じゃないかと思うのです。

自治会主催の行事は、本来はそういう関係づくりが大きな目的であるはずです(実際にその目的に役立っているかどうかは別ですが…)。

 

それが必要なのは、困ったとき。

 

そういう関係があるかどうかが大きな違いになるのは、やはり「困ったとき」でしょう。

端的な例が、災害時です。

地域にまとまりがない、どんな人が住んでいるかもわからない、……では、初動対応に大きな違いが出そうです。

「税金を払っているんだから全部自治体がスムーズにやるべきだ」という考えもあるかもしれません。でもそれで全て済むものでしょうか?

そして災害以外でも、「困ったとき」に地域のつながりが必要になることはあるのではないでしょうか。子育て、介護、病気、……そんなことで困ったときに、「全部自分でなんとかする」と思って袋小路に入ってしまうことはよくありそうです。

 

セーフティネットとしてのPTA。

 

PTAも同じです。親同士のつながり、親と学校のつながり。そういうものが普段からできていれば、「困ったこと」が起きたときに対処しやすくなります。(一見無駄に思える、非効率な)さまざまな活動も、そういった関係づくりという側面もあるんです。

無駄や非効率をそのままにしていいというわけではありませんが、活動の目的は1つではないということです。

 

少しの努力、少しの「コスト」を払って。

 

自治会にしろPTAにしろ、「何も関わらない」のが、ある意味いちばん楽です。

「何か問題が起きたとしても、そのときは自分自身でなんとかする、なんとかできるからそれで構わない」という考え方も、確かにあるでしょう(私自身にも、覚えがあります)。

でも、ちょっとだけ面倒なことをやり、少しの労力という「コスト」を払うことによって、よくなる面もあるんじゃないかなと思うのです。

 

おまけ:フリーランスにとってのPTA・自治会のメリット。

 

余談です。

フリーランスは、「会社」という肩書がなく、何をやっているのか理解されにくいので、ヘタをすると信用が全くありません。

ですが。なり手のないPTAや自治会の役員をやり、しっかり役目をこなせば、絶大な信用が得られますよ。もちろん、おかしなことをしなければ、ですけどね。