今朝の新聞にこんな記事があったので,息子に話したこと。
上は無料登録しないと全文読めないし下は有料記事なんですが,要するに
「20歳の主人公の独白や会話が難解で,知り合いの大学生に翻訳してもらった」。
「現代人の語彙に関する調査」で高校生世代の方が親世代よりもよく知っている言葉として上げられた上位30語のうち,
「半数は初耳だった」
とのこと。
「現代人の語彙に関する調査」の詳細調査データ
http://www.goi-dokkai.jp/research/pdf/research160915_02.pdf
によれば,この30語は
ディスる,イミフ,りょ,きょどる,ぽちる,リムる,とりま,セルカ,じわる,(予想の)斜め上,タイムライン,オワハラ,ワンチャン,完コピ,なる早,ラノベ,黒歴史,飯テロ,フィルタリングサービス,秒で,意識高い系,拒否る,コミケ,エゴサ,神○○,がん見,鬼○○,エンカウント,プロジェクションマッピング,○○クラスタ
だそうです。
……ふう。
「半数が初耳」??
つまり,上に挙げた記事の筆者は,10~30代ぐらいがこういう言葉を日常的に使って書いているものを,全然読んでいないってことですね。
読む気がない,関心がないんでしょう。
そういう方々が記事を書いてる新聞というメディア,やっぱり読者はどんどん高齢化して行くばかりで先細りになり,終わっていくしかなさそうです。
私は,ネットメディアについても,頼りきりにになってしまうと入ってくる情報が偏りそうなので,それはそれでどうかと思っています。PVを上げるためなんでしょうが,「あなたにおすすめの記事はこれ」みたいにリコメンドされるものばかりになってしまうと,情報のタコツボ化が進み,自分の興味のある分野のことしかわからなくなってしまう。SNSも同じで,同じ意見しか聞こえてこなくなる。
ですから,「自分が興味のない情報」を日常的に勝手に送り込んでくれるマスメディア(新聞,テレビ,ラジオなど)にはそれなりに意味があると思っているんですが,でも作っている側がこれではねえ。
新聞購読料は1ヵ月に3000円以上すると思いますが,若年世代の1人暮らしには高いと思うし,これからは経営がどんどん苦しくなるでしょうね。
新聞「紙」は,スニーカーが雨でびちゃびちゃになったときの必需品なんですが。