フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

個性とは。

ゲド戦記』の翻訳者である清水真砂子さんが、新入生のゼミのテキストとして『増補 オヤジ国憲法で行こう!』を取り上げたという記事がありました。

book.asahi.com

「個性なんてわざわざ「作る」ようなものではない」

「消そう、なくそうと思っても、気配のようにただよってしまう」ものだと。

うんうん、そうだよね。

取ってつけたような表層的なものなんて、全然意味はない。

 

第1条 個性ハ必要ナシ

第2条 友達ハ大切ナモノニアラズ

第3条 恋愛ハロクナモノデナシ

第4条 真理ヤ理想ハ幻想ナリ

第5条 ヤングノ敵ハ隣室ニアリ

 

強い同調圧力SNSの網の目の中で息苦しく暮らしている中学生なら、一度読んでみるといいかもしれません。というか、そんな中学生はいろんな本を読んで、自分の周りのごくごく狭い世界の外側にどれだけ広い世界があるのか、その一端でも知ってほしい。

 

冒頭の朝日新聞書評の記事に出てくる「絆」の話ですが、私はこの言葉が苦手です。

嫌いと言ってもいい。

ここ数十年、息苦しい人間関係からどうやって逃れて自由になろうかと誰もが考えてきたんじゃなかったんだろうか。

まあ、今その揺り戻しが来ているということなんだろうけど。

 

個性については別の記事も。

blog.tinect.jp

「薄っぺらな個性なんかどうでもいい」ところは同じですが、この記事に登場する経営者がいう個性は、「得意分野」です。

誰にも負けない得意技でチームに貢献するっていうのは、あこがれますね。

私は昔から、『シナの五にんきょうだい』の話が好きでした(一時絶版になっていましたが、復刻されています)。

シナの五にんきょうだい

シナの五にんきょうだい

 

 5人兄弟がそれぞれの特殊能力を発揮して難題を解決するというお話です。

1+1を2にも3にも4にもできるというのが、チームや組織の醍醐味。

私は狭量なので1+1を0.5にしてしまいそうな人間ですが、子どもたちがそんな偏狭な性格を受け継いでいないよう願うばかりです。