食費、かけようと思えばいくらでもかけられますよね。
食べ物ぐらい、いいもの・おいしいものを食べたいと思う人も多いのでしょう。
上記記事では、節約ワザとして
- 作戦1 献立は家族に相談しない、買い物は一人で
- 作戦2 冷蔵庫、食品庫の片づけをする
- 作戦3 カサ増し食材の活用ワザや節約レシピのレパートリーを増やす
の3つが挙げられています。
「作戦1 献立は家族に相談しない、買い物は一人で」
ウチでは、買い物は夫婦どっちかが1人で行くことがほとんどです。
私は節約重視。日替わりの特売品や見切り品を買いあさります。
妻は休日の料理担当なので、料理を決めてから材料を買ってくることが多い。妻が食品を買う頻度自体が低いし、そんなに高級品を買ってくるわけでもないので、この辺は問題ありません。
「作戦2 冷蔵庫、食品庫の片づけをする」
普段の料理は、私が冷蔵庫の中を見て考えます。何が食べたいかはもちろんありますが、まず優先なのは「何を食べなきゃいけないか、何を使わなきゃいけないか」ですね。冷凍庫の中のいちばん古い肉とか、野菜室でしなびているホウレンソウとか、そんなものを見ながら、それらを使うメニューを考えます。落語の三題噺のようなものです。
食材の在庫について言えば、私は、焼き肉のタレとかドレッシングなど、既成の用途別調味料が嫌いです。使いかけの瓶が、大量に冷蔵庫の肥やしとして溜まっていきそうですから。
ですから、その手のものは一切買いません。
焼き肉系の料理は、砂糖・醤油・酒・みりん・生ニンニク・ごま油・オイスターソースなどを適当に混ぜて作っています。オイスターソース、便利ですよ。
サラダ類は、いつもマヨネーズ、酢、オリーブオイル、塩、胡椒程度ですね。
「作戦3 カサ増し食材の活用ワザや節約レシピのレパートリーを増やす」
私が声を大にして主張したいのはここです。
単価が一番高い食材は、肉と魚。でも、魚料理はなかなか「他の物を混ぜて量を増やす」わけにいきません。ですから、とにかく肉の使用量を抑えるのが、食費節約には一番効果があるのではないかと思っています。野菜類など、いくら使っても価格的にはたかがしれています。
※肉より魚の方が単価が高いので、魚料理自体を減らすという手もありますが、……あまり食生活が偏るのも問題かも……。
料理のレシピ雑誌などをみると、「2人前豚バラ200g」なんて書いてあったりしますが、ありえません。5人家族なら500g?そんな量を使えばきっとおいしい料理ができるのでしょうが、はっきり言って無理です。その勢いで肉を使うとすると、巨大なパックをどれだけ買いまくらなければならないんでしょう?
なので、肉料理は、とにかく他の物で量を増やします。肉は、「味を付ける調味料」扱い。メイン食材の座を降りて、脇役に徹してもらいます。
- ハンバーグなら、タマネギやパン粉を増やす。おからを入れる。ミックスベジタブルを入れる。同じ量のタネなら、ピーマンの肉詰めに変更すれば見た目の量が増えます。合挽肉で作るハンバーグじゃなくて、とりひき肉で作るつくねにしてしまえば、原価は半分になります。
- 炒め物なら、野菜をとにかく増やす。
- とんかつは、肉の厚みより枚数が重要。とんかつ用ロース肉を使う場合は,薄いものが手に入ったときにします。これで1枚あたり3分の2ぐらいの原価にできます。しょうが焼き用や薄切り肉を重ねてミルフィーユカツにする手もあります(それはそれで、柔らかくておいしいです)。とんかつをやめてチキンカツにすれば、単純計算で原価は半分。しかもチキンカツなら、むね肉を薄くそぎ切りにすれば、いくらでも枚数を増やせます。
- しょうが焼きなら、タマネギなどを一緒に炒めて量を増やす。皿にキャベツの千切りなどをたっぷり盛り、その上から肉をのせて汁をかければ、ボリュームが増えます。
- 薄切り肉は、そのまま焼くよりもピカタにすれば、肉も縮みにくく、卵で少しカサも増えます。
- カレーやシチューなら、肉は最小限にしてタマネギ、ジャガイモ、ニンジンその他の野菜をたっぷり。やっている方もいらっしゃると思いますが、カレーにカボチャやサツマイモを入れてもおいしいですよ。
そういえば私が子どもの頃は、カレーの中の肉が貴重だったなあ。 - 肉料理の代わりに、「物価の優等生」、卵料理にする手も。肉100g分の材料費で、卵なら1パック=10個も使えます(そんなに使いませんけど)。
肉の使用量を少しぐらい減らしたからって、現代の日本の普通の食生活をしていれば、タンパク質が不足する心配はないと思います。こんな手をいろいろ使っても、ウチの子どもらはよく育っていますよ。高校生の末っ子など、運動部のせいか、マッチョな体格をしています。
そしてちょっとだけ、魚について。
サバ缶、便利です。安くて保存が利くので、ウチでは常備してます。業務スーパーのサバ缶なら105円(税別)。1缶で1~1.5人前ぐらいの料理になります。
ウチでは、どさっと皿にのせて、トマト缶で作ったトマトソースをたっぷりかけて食べたり、カレー味のスープにしたりしています。缶の汁はDHA・EPAがたっぷりなので、私が全部ありがたく飲んじゃいます。これでちょっとでもボケ防止になればいいなあ。
安いときには生サンマもいいですね。解凍サンマはときどきハズレで生臭かったりしますが。
魚は切り身よりも干物の方が安くて食べでがあるので、ときどき買っています。個人的にはサンマの開きが好き。ゴミも少なくなるし。
……なんていう食生活が、低い食費に貢献しているんだと思います。
…そういえば、
食べる量を減らす。
というのも、食費を節約する方法の1つですね笑。
いやマジメな話、40歳を過ぎたら、それまでと同じ量を食べていると確実にデブりますよ。基礎代謝が落ちてますから。
さらに50歳を過ぎると、基礎代謝だけでなく胃腸の消化能力も落ちるので、そもそも量を食べられなくなります。昼に外食した日は夕食が食べられなくなるので、必然的に食費が浮きます……。