こんな本をみかけました。
いろいろなモノ・コトをやめてみた、というエッセイマンガ。
その中で、「"すみません"をやめてみた」という内容がありました。
これは私もときどき感じています。
なんでも「すみません」で済ましていませんか?
それってよくないと思うんですよ。
自分にとっても、損です。
たとえば、相手が自分に何かいいことをしてくれたとき。
感謝の気持ちを伝えるべきところで、つい「すみません」と言ってしまうと、
- 自分A:何か悪いことをした気持ちになってしまい、気持ちがdown。
- 相手B:自分Aの「すみません」という言葉を聞いて、「Aに何か落ち度があった、自分Bはして当然のことをした」ような気持ちに。(気持ちは変化なし)
っていう関係になっちゃいますよね。
感謝を伝えるべきときでも、相手に感謝の気持ちが伝わらないんです。
と言うより、真っ先に「すみません」と口に出してしまうことで「相手の手をわずらわせた、申し訳ないことをした」という気持ちが強くなってしまい、相手に対する感謝の気持ちを意識しにくくなってしまいます。
なんでもかんでも「すみません」はやめましょうよ。
ではどう言えばいいか?
相手が何か自分にいいことをしてくれたときには、やっぱり「ありがとう(ございます)」で感謝を伝えたいですね。そうすれば、
- 自分:感謝の気持ちを伝えることができた。(何だかちょっと嬉しい。気持ちはup)
- 相手:感謝してもらえた。わざわざしてあげた甲斐があって嬉しい。(気持ちはup)
この方が、どちらにとってもいい結果ではないでしょうか。
では自分がなにか悪いことをしてしまったときは?
そういうときは、素直に「ごめんなさい」の方がいいですね。相手によっては「申し訳ありません」でもいいかも。
その方が、お詫びの気持ちが、絶対にはっきり伝わります。
いろいろな場面に使える言葉って、使い分けに頭を使う必要がなくて楽ちんなのでついつい使ってしまいがちですが、意識して別の言葉で使い分けるようにすると、違ったコミュニケーションにつながるかもしれませんよ。
他にも、いろいろな場面・言葉についても言えるかもしれません。
「どうもー」じゃなくて「おはよう」「こんにちは」にするとか。
「じゃねー」じゃなくて「今日は楽しかった。またね!」にするとか。