こんな記事が。
記事の内容について、私の個人的経験を書いてみますね。
ちなみに、私の地元では小中学校合わせてPTA会長は80名ぐらいでしたが、私がやっていた当時、女性PTA会長は大体1割ぐらいでした。
"*要因1/会長の集まりは夜が多いから"
私の経験では、PTA会長の出席が求められる会議・行事は昼も夜もあります。逆に、会長だけでなく、プラス数名の参加が求められる懇親会タイプの集まりが夜に開催されることも多いです。なので、そういう場合は副会長などの参加も必要になります。
また、昼・夜にかかわらず、「会長じゃなきゃダメ、代理不可」のものはそれほど多くありません。
代理不可なのは、「会長」という肩書が必要な
- 学校の大きな行事(入学式・卒業式・運動会など)
ぐらいで、それ以外はたいていの場合、副会長さんなどに代理で出てもらって済ませることができます。
地域の方々がメインの会議も、「会長は来ないのか?」なんて言われると面倒ですからできれば代理を避けたいところですが、これは普段からの関係づくりで何とかできるかもしれません。
ところで、私の周囲では、校内のPTAの会議自体を夜に行うことが慣例になっている学校もあります。もちろんその場合、PTA会長だけでなく会議出席者の誰もが「子どもを家で留守番させてPTAの会議に出なければならないのか?」ということになります。
ちなみに私は、夜の集まりがあるたびに、カレーを作って子どもに留守番させていました笑。
"*要因2/女が前に出てはいけない、という意識があるから"
「女が前に出てはいけない」なんて意識は今時さすがにないと思いますが…(そういう自主規制はやめてほしい)、めんどくさい「長」のつく肩書を正直やりたくないというのは、誰しもあるんじゃないかと思いますね。男だって同じです。
"*要因3/交渉ごとが多いから"
男でもなんでもハイハイ聞いてしまうタイプもいますし、しっかり主張する女性だってもちろんいます。男女というより個人のキャラの問題ではないかと。
それに、こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、相手によっては女性の方が有利な場合もあります。年配の方々が女性にめっぽう甘いこともありますから。
"*要因4/男性文化が強すぎるから"
学校内のPTA活動は完全に女性中心の世界ですから、「男性文化」というものがあるとすれば、学校外の地域の集まりや、PTA会長が集まる会議などでしょう。これは、PTA会長に実際になった後でないとわからない世界でしょうね。
PTA会長は、大昔は「地元の名士」がやっていたんでしょうから男性が多かったのでしょう。年配の方々にはそんな意識が残っていることもあるかもしれません。
でも今はそんな時代じゃありません。
専業主婦であれば家事・子育てが「本業」だし、勤め人であれば仕事が「本業」、自営業者も仕事が「本業」。フラフラしていて時間がいくらでもある人なんかいません。
男女にかかわらず、「できる」人が、副会長さんたちと協力・分担してやっていけばいいと思うし、そうするしかないと思います。