仕事が家でできれば,子どもの世話をしながらできるのに……。
子どもの成長を感じたいから,在宅でできる仕事に変わろう……。
なんていう風に考えて在宅ワークや在宅フリーランスを選択する方もいるかもしれません。
でも,私の経験で言わせてもらえば,家で1人で仕事をしながら小さい子どもの世話もするのは無理です。
子どもが目の前にいるのに相手をすることができないため,逆にストレスが溜まる可能性さえあります。やらなければならない仕事が目の前にあるのに子どもがまとわりついて「邪魔」してきたら,そうなると思いませんか?
仕事の種類や性質,量,時間にもよるでしょうけどね。
子どもの年齢,性格によっても違いはあるでしょう。
私の仕事は,キーボードを叩いた出来高でいくら,といった種類の仕事です。集中力も求められます。
そんな仕事をしながら,家の中で乳幼児に動き回られたら,全く仕事になりません。ちらかすぐらいなら全く構わないんですが,何か危ないことをされたらと思うと。
それに,日中何時間も相手をせずに放置するわけにもいきません。何より,そんな毎日では子どものためにもならない。
もちろん,子どもを見てくれる他の大人が家の中にいるなら別です。それなら大丈夫です(私の場合,妻はフルタイムの会社員)。
他に大人がいないのなら,仕事をする時間と子どもの相手をする時間をしっかり分けられる生活の方が,自分にとっても子どもにとっても絶対いいと思います。理想的には,日中は保育園で預かってもらい,その間に仕事をして,夕方からは子どもの相手をちゃんとする形ですね。
でもそうなると,そもそも在宅なのに保育園に預かってもらえるのか?という問題が出てきます。
特に,母親が家で仕事をしている場合は,保育園入園の優先度の評価が下がってしまうのではないでしょうか(家で仕事するからこそ預かってほしい場合もあるのに…)。
私の例はもう20年も前ですが,私が男だったのでこの点については優先度が下がらなかったのではないかと思っています。だとしたら不公平ですよね……。
まあ入園後も,病気で子どもが保育園を休むことはしょっちゅうでしたけどね。特に入園後すぐは。
そんなときは,子どもに邪魔されずに仕事ができるように,ノートパソコンを高い所に置いて立ったまま仕事をしようとしたり(これは失敗),仕事部屋の入り口の引き戸に内側からストッパーやつっかい棒をして,子どもが入ってこないようにしたりしていました。