先週、今年の路線価が発表になったというニュースが流れていました。
夕食どきに、それを見ながら子どもに話したこと。
土地の値段には、路線価、公示地価、固定資産税評価額の3種類があって、それぞれ違うし、実際の売買の価格とも違う(なんで違うのかはよくわからない…)。
路線価は相続財産の評価に使われ、相続税に関係がある。
バブルの頃は地価が上がって相続税が莫大になったりしたけれど、相続税の問題は現在もある。
地価の高い土地を持っていて現金が全くなかった場合、土地を相続すると現金は全く入ってこないのに、相続税をすぐに現金で納めなければならないから問題になるんだ。だから、資産をもっている人は死ぬ前に相続税対策をいろいろやることが多い。
そういえばはるか昔、1960年代や70年代は、「資産三分法」といって、資産を現金・預金、不動産、有価証券の3つに分けて持つといいという考え方があった。
確かに、当時はそれを実行していたら、バブルの頃にはかなりの資産になったかもしれないし、バブルが崩壊したずっと後の現在でも、かなりの資産が残っているだろうね。
でも当時、例えば「株はバクチだ」と思って一切手を出さなければ、そんな恩恵に浴することはできなかった。
では現在はどうだろうか。
これからは少子化が進み、一部を除いて不動産はどんどん余ってくるから、持っていたって資産価値も下がる。。
仕事だって、昔のように、大学卒業後に企業に就職して定年までずっと勤め続ける時代じゃなくなってる。25年とか30年の住宅ローンを背負い込むのはリスクだ。
「家をどうするか」「資産形成をどうするか」は、時代に合わせて考えなければいけないよ。
なんていう話をしました。