末っ子の通学用自転車(ママチャリ)がまた壊れました。
前回はこちら。
今回は、チェーンが外れました。
前のギアから完全にはずれています。(チェーンも真っ赤、かなりサビてる…)
チェーンがすごくたるんでいたので、何かの拍子にはずれてしまったのでしょう。
はずれて隙間に挟まっているチェーンを適当な工具(大昔のバイク用タイヤレバーを使用)を使って引っ張り出し、ギヤに元通り噛ませれば、とりあえずは修理完了です。
(ギヤとチェーンの間に指を挟まないよう注意!)
しかし、問題はチェーンのたるみ。
ここの位置から、
チェーンを持ち上げると5 cmも上がります。それだけたるんでいるということ。
正常なたるみは1.5~2cm程度らしい。チェーンが新しいか古いかでも違うとのこと(新しいチェーンはキツめ、古いチェーンはゆるめ)。
チェーンがこんなにたるんだままでは、またすぐ外れてしまいます。
なので、チェーンを張らなければなりません。
チェーンの張りは、後輪を後ろ側に引っ張ることにより調整します。
後輪右側の車軸付近にはこういうカバーが付いています。
(翌日撮影)
固定しているビス1つを外すと、中はこんな風になっていました。
後で知りましたが、これは内装3段変速のワイヤーの動きを車軸内に伝達する仕組みらしい。
この部分の取り扱いがわかりませんでした。
しかも、車軸のナットに適合するサイズのスパナ(15mm)が手持ちになく、部品が込み入っていてモンキーレンチも使えません。従って、今回はここで断念。
自転車屋に持ち込んで調整してもらい、ついでにやり方を簡単に教えてもらいました。
以下、自分用の備忘録として書いておきますが、自転車整備は安全に係わる部分。くれぐれも注意して行ってください。
帰ってきてから自分でいじってみましたが、
変速ワイヤーの張力を車軸内の細いシャフトに伝える部品(矢印のもの)
は、ワイヤーが一番ゆるくなるギヤにハンドル側の変速レバー(変速グリップ)を操作すると、変速ワイヤーから外せます。
すると、こうなります。
こうなれば、車軸のナットをゆるめることができるはず。(今回は自転車屋で調整済みなのでやりませんでした)
ただし、車軸の大きなナットは15mmですが、部品が込み入っているため、サイズが合っていてもスペース的に普通のスパナは入らないかも。ボックスレンチが必要になりそうです。
左側の、ブレーキワイヤーをフレームに固定しているネジもゆるめておきます。
こうすることで、後輪の位置が後ろにずれてもブレーキワイヤーがそのまま後輪と一緒に引っ張られ、調整しなおさずに済みます。
(上記画像はチェーン張り調製後なので、金具固定位置が変わったことがフレームに残っている跡でわかります)
車軸左右のナットとブレーキワイヤー固定金具のネジを緩めたら、左右にあるチェーン張り調整用ナットを締め込んでいきます。
こうすることで、後輪が後ろにずれていき、チェーンが張られていくわけです。
左右均等にナットを回し、チェーンの張りがちょうどよくなったら、ゆるめた車軸のナットととブレーキワイヤー固定ネジを締め、変速機の金具を戻し、プラスチックのカバーを戻せば終了。後輪が左右にぶれていないこととブレーキの利き、それに変速機の動作に問題がないことを確認しておきます。