昨日はこんな記事を読みました。
立教大学経営学部 中原研究室のブログのページはこちらです。
アメリカのある大学医学部での研究。
3年生になって知識や経験が増えてくると、「他者への共感スコア」が落ちてしまうという結果が出たそうです。
これは医学部における研究ですが、感覚的に理解できることではないでしょうか?
私にも、恥ずかしながら思い当たることがあります。
「そんなことも知らないの?」
「常識じゃん」
……
そういう意識を持つようになってしまい、相手を「下」に見たり、「自分とは違う人たち」と考えるようになってしまったり。
ある組織、集団、グループの中での知識や常識は、当然そこに属さない人たちにとっては常識ではありません。そのことをもって、集団外の人たちを「自分たちよりも下にみる」というのは、問題ではないでしょうか?
同じ中原研究室のブログに、「古参プロ問題」という記事もあります。
ある組織の中で、「常連さん」や「古参メンバー」が特別扱いされることにより、新しい人が居づらくなったり入ってこれなくなったりして、結局はその組織が衰退してしまうという問題。
上記ブログでは古参メンバーを特別扱いする主宰者側が問題だとされていますが、古参メンバーが無意識のうちに新メンバーが入って来にくい・定着しにくい雰囲気を作ってしまうことは十分ありそうです。
私自身、気をつけなければと思っています。