最近「しみじみ」が足りないので購入した本です。
ツイッターで話題のヒョーゴノスケさん(先生、かな?)の『今日も娘と。』(KADOKAWA、1000円+税)。
マンガ売り場ではなくコミックエッセイの棚で、面陳列されていました。
イラストレーターのおとうさんと小学校2年生の娘ちゃんの日常が描かれた、一話2~4ページぐらいの作品集です。
お子さんとの日常を書き留めておきたいという思いで描き始めたということですが、気持ちはよーくわかります。どれもこれもその時だけのものだし、何かの形で残しておかないとみーんな忘れてしまう。何気ない日常ほど、どこにも残らないんです。
登場する娘ちゃんは、本当にかわいい。
親子のやりとりに、ほのぼのとした気持ちになります。
「私とどっちがきれい?」と振り向いた娘ちゃん。
「パパが笑顔だからだよ」とニコッとする娘ちゃん。
必殺技を考えて戦いごっこをする娘ちゃん。
変顔をする娘ちゃん。
どのコマにも、娘ちゃんかわいい!っていうヒョーゴノスケさんの気持ちがあふれています。
(個人的には、大人になってお嬢様になったすまし顔の娘ちゃん(想像シーン)も好きだったりします)
ウチの娘は、全然、いわゆる "女の子" らしくないタイプの子だったので、娘にませたことを言われるような経験はしなかったんですが、そういうオンナノコオンナノコしたところのある娘だったらどうだったのかなあ。
それにしても、ヒョーゴノスケさんの、シンプルな色の面で構成された和紙のちぎり絵のようなカラーイラストは本当にきれいです。カバーのほか、巻末6ページがカラーになっています。
そして巻末のおまけには、誰もが疑問に感じていたはずの点に対する答えが!
そうだったのか! ちょっとほっとしました。