ブログネタに詰まったときは業務スーパーに助けてもらいましょう。
今回はジャムです。
近所の業務スーパーには、数種類の容量・価格帯のジャムが並んでいます。
その中で最も割安なのが、1瓶800g入りぐらいの大瓶タイプ。
今までは、エジプト産のものが並んでいました。確か「Rising」とかいうロゴが書いてあったかな。880g入り285円+税。
この値段なので、もちろん果肉感はあまりありません。イチゴはときどきゴロッとしたのが入っているし、マーマレードはやたらと皮が目立ちますけどね。
それでも、毎朝ヨーグルトに加える程度では別に不満もなかったので、いままでそれを買っていたんです。
ところが最近、そのエジプト産が姿を消し、似たようなサイズの別の商品が並ぶようになりました。
ブルガリア産です。これも298円+税。
(画像は使い始めた後のもの)
ブルーベリージャムと、それにエジプト産のラインナップにはなかったアプリコットジャムを買ってみました。
かなりイマイチ。
しかし、エジプト産激安ジャムで特に不満を感じなかった私でさえ、このジャムにはちょっと不満を感じました。
味がしない。
ブルーベリーもアプリコットも、何というか「味がしない」。もちろん一応は甘いんですが、ジャムというには甘さが足りない。粘度が低いせいが大きいような気がします(たらーっと糸を引いて流れ落ちる程度の粘度)。果肉部分を拾って直接食べれば一応その果物の味はしますが、私がいつもやっているようにヨーグルトにかけると、味があまりしなくなります。もはや、ジャムとしての存在意義がありません。
「ただ甘くて、ペクチンで粘度をつけただけの激安ジャム」に慣れてしまった私の舌がいけないんだろうか?
シュリンクフィルムがかかっていない。
こういった瓶詰め製品の場合、現在は蓋まわりにシュリンクフィルムがかかっているのが普通だと思います。ところが、この製品にはフィルムがかかっていません。
開封時に蓋が「ペコッ」と音を立てれば、密封が破れていない(=中が減圧状態に保たれていた)ことが確認できます。しかし、フィルムがかかっていないと、見ただけでは、例えば「いたずらされた開封済み商品」が仮に売り場に並んでいても区別がつきません。
その道のプロなら、蓋を叩けば、音の違いで密封が破れていないかどうかわかるでしょう(密封状態なら音が高く「カンカン」、密封が破れていると鈍い「コンコン」音になるはず)。でもいちいち打検して買う人はいません(それに、瓶に衝撃を加えるとそのせいで逆に密封が破れる可能性があるので、客が店頭でやってはいけません)。
蓋まわりにシュリンクフィルムがかかっていないのは、製品の安全上問題があると思います。
そんなわけで、このブルガリア製大瓶ジャムシリーズは「買わないリスト」行き。リピートはありません。
とにかく安い物が大好きな私ですが、安ければなんでもいいというわけではないんです。一応は。
そもそも、770g入りの大瓶で298円+税しかしないジャムに一体なにを求めてるんだ? っていう話ですけどね。
売り場の棚で隣に並べられていた、もう少し単価が高いポーランド製ジャムはどうなんだろう?
(2018.4.22追記)
「Rising」というブランド?の、エジプト産いちごジャムとマーマレードがまた店頭に並ぶようになりました。
880g入り285円+税=307円。上記のブルガリア産よりこちらの方が割安です(私が知る限り最安のジャム)。きっと大量のペクチンで粘度がつけられているんでしょうが、私はこちらの方が、ブルガリア産より好きだなあ。
ところで、こちらの製品では、蓋まわりにシュリンクフィルムがかかっています。