パン焼き器(ホームベーカリー)に残り物を投入するシリーズ。
いろいろなものを入れてきましたが、今回はまず、酒粕です。
酒粕パン。
別のものに使うため買った酒粕が残っていたんですよ。その残りを甘酒にして飲んだりしていましたが、パンに入れたらどうなるんだろう? と思いつき、やってみることにしました。
パン1.5斤分の材料に対して、60gほど入れてみることにしました。
板状ではなく塊状で売られていた酒粕。さすがにこれでは混ざらないでしょうから、包丁で適当に刻みました。
あまり違わないか…。
これを、1.5斤分の材料と共に釜に入れて、パン作りスタート。
完成。
普通にパンが完成。
焼き上がるとき、当然ながら、いつもと違う酒粕の匂いが周囲にほんのりただよいました。
刻んで投入した酒粕の跡か、焼き目がまだらになっています。
断面には、特に酒粕の存在感はありません。
味は?
チーズのような酒粕の風味がかなりします。
特に不味いというわけではありませんが、おいしいというほどでもないような。
もう1回作る気にはなりませんでしたね……。
まだ残っていた酒粕は、粕汁にして食べました。
ブルーベリージャムパン。
パン生地の中にジャムが練り込まれているパン、ありますよね。
ああいうものがパン焼き器でできないかな? と思ったのが発端です。
もちろん、生地をこねるところまでパン焼き器にやってもらって、それを取り出してジャムをまぜつつ成形し、発酵させてオーブンで焼けばできるでしょう。
でもそこまで手間をかけてやりたいわけではありません。パン焼き器で楽にできないかな? というわけです。
作戦は。
そこで、ぶどうパンをつくるときレーズンが投入されるのと同じタイミングで、ジャムを入れてみることにしました。
パン焼き器に最初からレーズンを入れてしまうと、こねているときに完全につぶれて原形をとどめなくなってしまいます。そのため、ウチのパナソニック製パン焼き器には、レーズンを途中で自動投入する機能がついています。そのタイミングで、レーズンの代わりにジャムを入れようという作戦です。
レーズンがつぶれないのと同じように、ジャムが生地の中にかたまりとして残るんじゃないかな?
専用容器にレーズンを入れないまま、ぶどうパンメニューでパン焼き開始。
からっぽのレーズン投入容器が投入動作をしたときに、蓋を開けて、ブルーベリージャムをカレースプーンでどさどさと3杯ほど投入。
どうなったか。
そのとき初めて知りましたが、ウチのパン焼き器、レーズン投入工程が終わったあとも随分こねるんですね……。釜の中で、生地は普通にぐるぐるぐるぐる回転。今回はレーズンではなくジャムを投入したので、ジャムを釜の中にまき散らすようにながらぐるぐるぐるぐる回転。その様子をみて少し後悔しました……。ちゃんと焼けるんだろうか。
完成。
しばらくこね続けているうち、べたべただったジャムがだんだん生地に取り込まれていき、いちおう普通のパン生地の体裁を取り戻してきました。やれやれ。
焼きあがりはこんなでした。
ちょっと膨らみが足りませんが、まあ普通です。
均一にうっすら紫っぽいパンになりました。業務スーパーの安いブルーベリージャムなので、もともと果肉・固形分はほとんどなかったし。
味はほんのり甘い程度です。
こちらも、もう1回やろうとは思いませんね…。
やっぱり普通のぶどうパンの方がずっとおいしい。