忙しい年末ですが、先日、歯医者に駆け込み受診してきました。
といっても急に虫歯が痛くなったわけではありません。
行こう行こうと先延ばしにしていたのを片付けてしまおうと思い立っただけです。
歯医者で定期検診。
最近は、できるだけ年に1回はかかりつけの歯科医院にかかるようにしています。
やってもらうことはいつも同じ。
- 歯肉の状態の確認(歯周ポケットの深さや出血の有無)
- 歯石除去
それに加えて、虫歯があれば治療、シーラントが剥がれていたら補充です。
子供は毎年学校検診があるけれど、大人は?
子供は、小学校でも中学・高校でも毎年歯科検診がありますよね。
今どきは大学でもあるのかな?
でも、大人になってからはどうでしょう。
よほどの大企業なら、健康診断に歯科も含まれることがあるかもしれません。
でもそういう人は多分少数派ですよね。
歯医者に何年も行っていない人、あるいは不安な歯があるのに先延ばしし続けている人、意外に多いんじゃないでしょうか。
ホリエモンも、歯医者には定期的にかかれと言っています。虫歯になる前に、歯周病がひどくなる前に、定期的にかかる習慣をつけましょう。
私はいままでどうだったか。
……とエラそうなことを言う私も、そう思うようになったのは最近です。
これはヤバいっ!と危機感を感じたからですね。
いままでどうだったかというと。
20代(会社員)
虫歯ができたら歯医者に行く程度。歯磨きはいいかげん。
30代(フリーランス)
歯医者に歯石取りに行ったとき、普通は1回で上下のどちらか全部をやってくれるのに、その歯医者では、1回で上下の左右どちらか半分だけしかやってくれませんでした。
「4回も通わなきゃ終わらないの? なんで?」と思ったものですが、今になって思います。「1回では上下どちらかの歯石を取り切れなかったからだろうな」と。
つまり、それだけ歯石がつきまくっていたということです。
40代。
むかし治療して金属を詰めた奥歯の中(金属の下)が虫歯でダメになりました。なので、派手に削りまくって根管治療し、金属をかぶせることに。あーあ、いよいよ銀歯かあとがっかりしたことを憶えています。
そしてそれより深刻だったかもしれないのが、歯周病の進行。
下の前歯が1本、ごくかすかにグラグラし始めていたんです。
60代ぐらいの人では、下の前歯を入れ歯にしている人が結構いるように思います。下の前歯は、歯周病が進行しやすい部分なのかもしれません。
「これはヤバい!何とかしないと!」
心を入れ替えて、丁寧に歯磨きをすることにしました。
50代。(現在)
去年、奥歯がもう1本ダメになり金属をかぶせました。
でも、歯肉の状態はこれまでの人生の中で一番いいかもしれません。今回の受診では、歯石取りも簡単に終わってしまいました。歯周ポケットも全般的に1年前より1mmずつ浅くなり、1本残っている親知らずの周囲も、昔は6mm以上あったポケットが4mm程度まで改善されていました。これは嬉しい!
歯科衛生士さんからも「よく磨けてます」と言ってもらえたし。
歯医者に行って嬉しかったのは初めてです。この調子で続けなければ。
歯のトラブルは、時間差で来る。
虫歯は、もしかしたら短期間で進行するかもしれません。
でも歯周病は時間差でひどくなります。しかし、よほど軽いものでない限り自然治癒はしない虫歯と違い、歯周病は、歯磨きや歯間ブラシ、フロスなどをていねいに使えば、自分で改善できます。
たまたまこの記事を読んでいただいたみなさん。上の各年代にご自分を当てはめてみてください。そして、10年後・20年後のために歯のケアをしましょう!