※自分のことを棚に上げて書きます…。
今日はこんな報道がありました。
要約すると、
「個人事業主が社会保険に加入できない、不当に低い報酬で仕事を請け負うといった問題が表面化しているため、厚生労働省が個人事業主の働き方の実態調査に乗り出す。有識者研究会が課題をまとめ、法整備の必要性について検討する。」
とのことです。
フリーランスの「安売り」。
稼ぎがゼロの状態からだと、「たとえ500円でも、自分の仕事が売れる」というのは嬉しいもの。でもそれを続けていると、自分の首も、他の同業者の首も絞めます。
ボランティア気分でやっている人、「趣味」でやっている人、仕事として、生活の糧のためやっている人……。そういういろいろな考え方の人が同じ土俵に乗るようになっています。
しかし、同じ土俵のまま、「買い叩き」や「安売り」、「価格競争」のただ中に居続けると、生活の糧のためにやっている人は行き詰まります。
低い報酬を時間でカバーする働き方はやめましょう。
金を稼ぐことは、決して悪いことじゃない。
正当な報酬が得られなければ、仕事を続けることができなくなります。
いい仕事を続けるためには、金を稼がなければなりません。
金を稼ぐことは、お客さんのためにもなるんです。
効率的に金を稼ぐために。
しかも、時間をお金に換える働き方では収入は頭打ちになります。
収入は、時間当たり収入×年間作業時間を超えられませんからね。
それに、そういう働き方をしているとそのうち体を壊します。
フリーランスが体を壊したら、目も当てられませんよ。
だから、どうすれば収入が増えるかを考えましょう。
- 作業効率を上げて時間単価を上げる。
- スキルアップを図り、単価の高い仕事を得る。
- 単価の低い仕事・お客さんを切る。
- 単価のいい仕事・お客さんを探す。
- 座っているだけで収入が得られる方法を考える。
- 収入が得られる方法を複数確保する。
- 同業者・異業種の人と情報交換する。
…などなど。
フリーランスでも最低賃金や下請法の対象になる例があるらしい。
ただ、フリーランスといえども、労働実態や作業内容によっては最低賃金や下請法の対象になる場合もあるようです。
ただ、判例があるとは言っても、公正取引委員会に駆け込むとか裁判で争うのは、よほどのことでもないと難しいでしょうね。
今のところ、自分の身は自分で守るしかないのではと思います。