フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、なりゆきで兼業主夫的な生活になってから25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。

小学生のいわゆる「学童保育」と、名前が似ている「放課後子ども教室」。内容は全然違います。

 

「小1の壁」が問題になっています。

共働き家庭やシングルマザー・シングルファーザー家庭にとって、小学校入学までは保育園で手厚いサポートが受けられるのに、小学校に入学するととたんに困難に直面してしまう。

 

頼りになるのは、いわゆる「学童保育」でしょう。

 

でもこれ、呼び名をはじめとして、わかりにくいことが多いのではないでしょうか。私が知っていることをまとめておきます。

 

名前は「学童保育」?

 

一般的には「学童保育」、略して「学童」と呼ばれることが多いと思いますが、それ以外に留守家庭児童会と呼ばれることもあります。さらに、このような全国的な一般名称のほか、各自治体独自の呼び名で呼んでいることもあるようです。

※例えば、私が住んでいる市では「留守家庭児童会」と「子どもの家」という2通りの呼び名があります。これらは、利用者(保護者)視点では同じようなものなのですが、市の制度として内容がちょっと違うんです。

 

この学童、所管の厚生労働省では「放課後児童クラブ」と呼んでいるようです。

参考:「放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)について」厚生労働省平成28年資料(PDF)

 

「放課後子供教室」というものもある。

 

ところが、文部科学省では、それとは別に「放課後子ども教室推進事業」というものを推進しています。

参考: 放課後子供教室について | 学校と地域でつくる学びの未来 (文部科学省

 

名称がまぎらわしい。本当にまぎらわしい。

 

以下では、厚生労働省が放課後児童クラブと呼んでいる方を学童、文科省所管の方を放課後子供教室と呼ぶことにします。※文科省は数年前から「子ども」ではなく「子供」という表記を主に使用しています。

 

学童と放課後子供教室の違いは何か。

 

放課後児童健全育成事業の趣旨は、

「保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に小学校の余裕教室、児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、家庭、地域等との連携の下、発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるよう、当該児童の自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立等を図り、その健全な育成を図るものである。 」とされています。

参考:「放課後児童健全育成事業」の実施について平成29年4月3日厚生労働省通知

 

つまり、「学童」は、基本的には家庭に代わる子供の生活の場であり居場所

 

 それに対して放課後子ども教室推進事業は、

「小学校の余裕教室等を活用して、地域の多様な方々の参画を得て、子供たちとともに行う学習やスポーツ・文化活動等の取組を支援しています。」

参考:放課後子供教室について | 学校と地域でつくる学びの未来

 

つまり、放課後子供教室は、体験学習の場

しかも、放課後子供教室は、基本的に希望する全児童が対象です(保護者が働いているなどの事情があるかどうかにかかわらない)。

 

上記の資料

「放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)について」厚生労働省平成28年資料(PDF)

のp19に、下のようなイメージが紹介されています。

 

f:id:NShufu:20171015115353j:plain

 

上記は、今後目指す「一体型」(「学童」と「放課後子供教室」を一つにしたもの)のイメージですが、現在でも、一体になっていないまでも、同じ学校の中で「学童」と「放課後子供教室」の2つが別々に連携しながら運営されているものと思われます。

 

具体的な相違点。

 

  • 学童:時間が長い、共働き等の家庭が対象、生活の場、利用料負担あり
  • 放課後子供教室:時間が短い、全児童が対象、体験活動の場、利用料負担なし

 

利用料のことを突然書きましたが、この2つの形態は利用料負担があるかどうかにも違いがあります。また、運営主体などこれ以外にもいろいろな違いがあります。

 

そして何より、運営内容は個別に違う。

 

学童にしても放課後子供教室にしても、どのように運営されているかは、各地域、地区、学区、小学校などによって違います。ですから、情報収集が非常に大切

ネットで一般的知識を仕入れるのもいいですが、実際に通う小学校の学童の実情が全然違ったということは十分ありえます。ネットで手に入るのはあくまで基礎知識。入所を希望する学童の実際の情報を集めないと、その学童については何もわかりません。