ステンレス製ピンチハンガー(小物干し)、以前に1回壊れて修理しました。
フレームを2つ折りするときの「関節部分」のリベットが取れたので、ボルトに交換したんです。
ところが、また別のところが壊れてしまいました。
今度は、物干し竿に吊り下げるフックが本体取り付け部分から抜けたんです。
正常状態:
画像は、壊れていないもう1つのピンチハンガーです(ここの構造は同じ)。
吊り下げるフックがステンレス板に通してあり、ステンレス板の下で、フックが抜けないように何か小さなパーツがはめ込まれている様子。今回は、その抜け止めが外れたため、フックが抜けてしまいました。
いつもジーンズやバスタオルなど重くて風を受けるものを吊り下げているので、風で揺さぶられているうちにパーツが取れたのでしょう。
フックが抜けてしまったので、穴だけ。
抜けたフック部分。
抜け止めが外れた部分はちょっとヘコミがあるただの「棒」なので、ここに新しく何かを抜け止めとして付けるのは難しそう。
何か使えるものがないかと手持ちの材料をあさったところ、小さなS字フックを発見。
ステンレス製ではなくメッキですが、ウチでは毎日屋内に取り込んでおり雨ざらしにするわけではないので、錆びることはないでしょう。
まずこれをフックに取り付け、はずれないように曲げて閉じました。
直径4mmほどもある太さなので、普通のペンチでは曲がりません。
柄の長い大きなウォーターポンププライヤーを使いました。
下のフック部分を本体のステンレス板の穴に通せばいいんですが、穴の方が1mmほど小さく通りません。ステンレス板は硬く、ヤスリでは穴を拡げられなかったので、電動ドリルで穴を拡げました。
ようやくフックが通って完了。
ちなみにこのピンチハンガー、重量物(ジーンズやバスタオルなど)に使っているので、ステンレス製ピンチ(洗濯場ばさみ)のままでは使えませんでした。ジーンズは滑って落ちてしまうんです。なので、一部をプラスチック製洗濯ばさみに交換してあります。
画像右下の「関節部分」には、以前リベットが取れて交換した小さいボルトが見えます。
ステンレス製ピンチハンガー(小物干し)も、意外と壊れる。
プラスチック製の洗濯物干し(10連ハンガーやピンチハンガー)はしょっちゅう割れるので、ステンレス製なら持つだろうと買ったピンチハンガー。でも、意外に壊れるような気がしています。
プラスチック製の場合に壊れるのは、ほとんどが、本体を吊り下げているプラスチック製の「鎖」部分。
割れてしまうたびに、こんな風にビニタイでつないで使っています。
物干し竿に吊り下げる大きなフック部分やフレームのような、主要な構造部分が割れることはほとんどありません。
しかしステンレス製ピンチハンガーは、構造部分が頑丈でも可動部がなどが壊れ、しかも壊れると直しにくい印象があります。プラスチック製に比べて倍ぐらいの値段なので、正直どっちもどっちかな……という気分になっているところ。
(後日談)
その後、このS字フックによる修理で使いにくくなったことが判明したので、改めて改造しました。