今週のNHK「ガッテン!」で放送されていました。
親指の使いすぎによる、手首の腱鞘炎。
親指の使い過ぎで手首の痛みがある人が増えているという内容でした。
海外ではSmartphone thumb(つまり「スマホ親指」)と呼ばれているとか。
親指なのになぜ手首が痛くなる?
上記リンク先に説明されていますが、
- 親指は、曲げる方向には筋肉がよく発達していて、動作に無理がない。
- しかし、曲げた親指を伸ばすのは、前腕部の筋肉。
- この筋肉は力も弱く、長い腱で遠くの親指を引っ張って伸ばしている。
- その途中、腱が手首のところで、腱鞘(腱が通るさや)を通っている。
- 「曲げた親指を伸ばす」という、親指にとって苦手な動きを繰り返すと、腱と手首の腱鞘がこすれて炎症が起きる(腱鞘炎)。
ということです。
親指の、特によくない動き。
番組内の説明によれば、スマホの場合はフリックがよくないということでした。
特に上下のフリックだと、親指をはじくように伸ばす動作になるからじゃないでしょうか。
パソコンのキーボードの場合も、手首の角度によっては、親指に負担がかかる場合があるそうです。
腱鞘炎になっているかどうかの判別法。
上記リンク先にもありますが、簡単なテストで腱鞘炎が起きているかどうかがわかるということでした。
(強い痛みが出たらやめてください)
まず、親指を中にして軽く手を握ります。
そのまま、小指方向に軽く曲げてみます。
これで手首に痛みがなければ問題ナシ。
痛みが出るようだと、腱鞘炎になりかかっているかもしれません。
指の使いすぎによる腱鞘炎、予防するには?
- スマホの場合は、親指を使いすぎないようにする(片手で操作するのではなく、左手で持って右手人差し指で操作するなど)。
- パソコンの場合は、キーボード手前にハンドレストを置いて、親指が下向きになるようにする。
…と予防になるそうです。
私の場合。
上記のテストをやってみましたが、ちょっと痛いかも…?という感じでした。
スマホは全然使わないんですけどね。メールやツイッターのチェックぐらいです。しかも、たいてい両手を使っています。
でも以前から、右手親指あたりはよく捻挫のように痛めてしまいます。
たとえば、洗濯機のお湯取りホースを抜くとき。
残り湯があるときは毎回抜き差ししていますが、この接続部がすごく固い。年寄りは絶対抜けないだろうという固さです。
私も、うっかり変な風にひねってしまって親指を痛めることがよくあります。
普段の何でもない動作で痛めることもあります。
たとえばズボンや靴下を脱ぐとき。親指を体側にぐっと差し込んで引き下ろす動作になりますよね? このとき、ちょっと強引にすると親指を痛めてしまうんです。
痛めるたび、しばらくゲル状の痛み止めを塗っています。
長年のキーボード操作で親指が弱っているのかな。
かな漢字変換の変換キーを割り当てているスペースキーを、ばしばし叩き続けてきましたから。
……と思ったら、違いました!
かな漢字変換のときスペースキーを叩いているのは、改めて考えてみると、いつも左手親指でした!なので、私の右手親指が弱ってるのは、日常生活の何かの積み重ねで、痛めやすいクセがついてしまったのかもしれません。
とにかく。
心当たりのある方。指の使いすぎによる腱鞘炎には気をつけましょう!